■いろいろあるのだ
これまたベトナムでおなじみな輸送機、フェアチャイルドのC-123B。
東南アジアにおけるCIAの御用達機としても一部では有名です。
昨日、空軍のサッカースタジアム横で12年間ほったらかしにされてるのを見たのもこの機体。
ここの解説では22機が導入されたとされてますが、
資料によっては40機以上あったともされ、例によって詳細は不明。
短い足は地上で荷物の出し入れを楽にするのと同時に、
衝撃に強くなり、未舗装の滑走路での運用も可能にしていました。
もともとは強襲空挺部隊用のグライダーとして開発された機体だけあって、
(基本的にそれにエンジンを付けた発展型)
極めてタフな輸送機となっています。
でもってこの機体は中が見学可能でした。
せっかくだから見ておきましょう。
ちなみに赤い線は注意書きにあるとおり、この線上でプロペラが回ってるから注意せよ、
という警告なんですが、胴体のは正しい位置なものの、このドアのは
なぜこんなとこに注意書きがあるのかわかりませぬ。
とりあえずプロペラ直前にある、という危険なドアなので、
ここから落下傘降下しようと思うなよ、という警告ですかね。
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内部はこんな感じ、そこそこの広さはあります。
軍用輸送機にしては、やけに大きな窓がついてるな、という印象も。
そこから奥を見ると、新たな巨大構造物が建設中で、タイ空軍博物館、まだまだ発展中です。
ただの雨よけの屋根なのか、後から壁も作られるのかわかりませんが、
貴重な機体も多いだけに、できれば屋内展示がメインになって欲しいところ。
これまた何の説明も無かったのですが、おそらくフェアチャイルドのC-26。
アメリカ軍が要人輸送や観測機として導入した機体ですが、
タイ空軍が運用したという話は聞いたことがありません。
もしかするとほとんど同じ機体で、民間型のメテオライナーかもしれませんが、
どっちにしろ、タイ空軍の運用実績はなかったはずです。
1972年から導入された機体ですから、ベトナムのドサクサで
タイに流れ着いたとも考えにくいですし、
国籍表示のラウンデルが無いのも気になるところ。
正直、なんでここにあるのか、よくわかりませぬ…。
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