■無人ではある



でもってここからはタイのUAV、無人機の展示。

リモコンなしで自律飛行できる無人機たちで、手前のは
サイバー アイ ライト(Cyber eye lite)なる機体。
最高時速は135q、巡航速度でなら2時間の飛行が可能だそうな。
ちなみに、なんだか国産機みたいな展示でしたが、
これはオーストラリアのサイバーテクノロジー社の製品です。

ちょっと余談。
UAVというと最新兵器でアメリカで…といった連想が働きますが、
実は市販されているUAVのうち、このサイバーテクノロジー社を始め、
えーッと思っちゃうような国がUAV関連の技術を持ってたりします。

例えばこのサイバー アイ ライトに積まれてる自律飛行ユニット、
AP-04を造ってるのはスペインの会社、UAV Navigation社です。
近年、中国だとか韓国だとか、失礼ながら、ええー?と思っちゃうような国々が
次々とUAVを開発しているのは、このUAV Navigation社の
自律飛行型ユニットAP-04が誰でも買えてしまうからなのです。

これさえあれば、近所のラジコン飛行機好きのオッちゃんを
とっつかまえて来るだけでも、最低限のUAVが出来てしまいます。
ついでにUAV Navigation社はアメリカ軍にも採用されてる、と主張してますが、
ホントかウソかは私にはわかりませぬ。

ちなみに、UAV Navigation社は2004年ごろから活動を開始した、
謎の多い会社だったんですが、今回調べて見たら、
自社のホームページが出来てました(笑)。
興味のある人は検索してみてください。



こちらはサイバー アイ II 。
これも同じ会社の製品です。
自律飛行装置はAP-04のままですが、エンジンがはるかに強力で、
かつ長時間飛行可能(6時間)らしいです。



ちなみに、最後のこれ、ただのドローン(標的機)でしょう、どう見ても(笑)。
真っ直ぐ飛ぶだけか、リモコンで操作するのかはわかりませんが、
対空射撃の訓練用に飛ばす無人機で、
自律飛行はできませんから、いわゆるUAVとは別物だと思いますよ…。

まあUAVは(Unmanned aerial vehicle )の略なので、
直訳するなら無人飛行機ではあるのですが、
言外に人が乗ってる場合と同じような働きができる、
という含みがありますので、やはりムリがあるでしょう、この機体では。



ふと見れば入口付近で、職員の皆さんが楽しくおしゃべり中。
ああ、私もここで働けないかしら、と思ったり。

ちなみに良く見ると左端はスナイパーオバサマで、
やはりオレは狙われてるのか、と不安になるも、
さすがに以後は見かけませんでした。



こちらはタイの勲章らしき展示。
タイにおけるビクトリア クロス、
あるいはメダル オブ オナーみたいなモノだと思われますが、
詳しいところはよくわかりませぬ。


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