■意外に貴重なのだ
この建物には中庭のような不思議な空間があり、
そこにやや投げやりにヘリコプターが転がっています。
恐らく展示の一部だとは思うんですが(笑)、
一切近づけず、解説も見当たらない。
ただ10年前に来たとき、川崎のヘリ、
といった看板を見た記憶があるので、
川崎がベルの47を改良して販売していたKH-4じゃないですかね、多分。
こちらは偵察機用のカメラのコレクション。
なにせいろんな機体を使ってるタイ空軍ですからカメラも多国籍で右側二つがイギリス製、
左端のが日本の26式カメラだそうですが、私にはようわかりませぬ。
その奥に行くとこんな光景が広がり、ずらっと見慣れぬ機体が並びます。
ここもそこそこ貴重な機体がいくつかあるんですよ。
アジアに限って言えばこれだけの機体が
これだけの管理状態で見れるのは、この博物館だけだと思います。
まずは軽いジャブ(?)から。
1940年からタイ空軍が3機導入したフェアチャイルド24。
フェアチャイルド社のベストセラー4人乗り機で、
戦後も生産が続いたため、今でも飛んでる機体はあるようです。
ちなみに購入価格は21005.6バーツで購入と
妙に細かいデータが解説に書かれてました…。
ちなみにアメリカ本土の価格は6500ドル前後だったはずなので、
当時の固定為替レートで1ドル=3.23バーツ、
今よりもバーツの対ドル価値は10倍近く高かった事になります。
なぜかは知りませんが…。
そのくせ、この解説板には運用目的が書いてありません(笑)。
とりあえず4人乗りの完全な民間機ですから、
要人移動用か基地間連絡機じゃないかと思いますが…。
(軍用のUC-61は1941年のアメリカ参戦後からの生産)
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