■そして博物館へ



お、ここが博物館の入口でしょうか。
ともかく入って見ましょう。




正解でした。
これが現地の案内図。
ここは2階建ての建物なんですが、博物館は1階部分のみ。
中央下のホールから入って右回りに、20世紀以前、第一次大戦、
第二次大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、の順で展示が並びます。

この案内を見て、初めて第一次大戦と朝鮮戦争に
タイが軍を派遣していた事を知りました…。
まあ、両者ともそれほどの規模ではないんですけどね。



そのホールにあった、例の後ろからひき逃げされたガルーダ(Garuda)さんこと
พระครุฑพ่าห์
;(パラクルパー/Phra Khrut Pha)閣下。

HTMSメークロンで見たように、日本の軍艦の菊の紋みたいなものですから、
タイの軍艦の艦首に取り付けられていたものです。
ただし、解説がタイ語のみで詳細は不明。

その横にはナショナルメモリアルの解説もあったんですが、
これまたタイ語のみ…



ちなみにこれは、こんな軍艦の艦首について居たものだとか。

この艦名は不明ですが、漫画に出てくるデフォルメされた軍艦のようなフォルムは、
小さな船体に不釣合いなまでに大きな主砲を積んでしまった砲艦だからです。
タイ海軍はなぜかこういった砲艦が好きで、日本で建造されたHTMS トンブリ、
HTMS アユタヤ(スリ・アユタヤが正式名称らしい)も似たような形状の砲艦でした。

が、こういったアンバランスな軍艦は結局役に立たない、という事実を、
後のフランス タイ戦争でタイ海軍は痛感させられる事になります。



さて、展示の入口はこんな感じでした。
さっさと帰れ、というメッセージにも見える
兵隊さんの等身大パネルが並んでますが、
とりあえず中に入って見ましょう。

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