■それはフリーダムなバスで
でもってまだ朝の9時前ですから、当然のごとく大渋滞に巻き込まれる。
あの戦車前からナショナルメモリアルまでせいぜい15qの距離だったんですが、
最終的に1時間以上かかってしまう事に。
これを避けるには国鉄でドンムアン空港駅まで来てしまい、
そこからタクシーしかないでしょうかね。
まあ、バンコク市内からタクシー利用なら高速道路で来てしまう、
という手があるので、そっちの方がより早いと思いますが。
それがどれほどの渋滞か、といえば
運転手さんが新聞を読み出してしまうほどの渋滞です(笑)。
なんぼ無料のバスとはいえ、ここまでやりたい放題はどうなのか、
それとも有料の時でもこうなのか…。
私が今まで乗った中で最凶の運転の荒さを誇るのが、
このバンコク、そして上海の路線バスなんですが、
さすがの上海でも新聞読みながら運転する人は居なかったような…。
そんなバスの窓から見えた不思議な店。
中華資本の貴金属店のようでしたが、
店の前に大量の日本キャラのヌイグルミが。
売り物ではないようですが、飾り付けにしてはヤッツケ仕事すぎるので、
なんなんでしょうね、これ。
こちらは文化の伝播という問題を考えさせられる建物(笑)。
入口の看板を直訳すると首都の豪邸、ですが、ご覧のような集合住宅ですから、
このMansionは日本式のマンションですね。
が、旅行記では何度か説明してますが、こういった集合住宅の場合は、
必ず複数形のMansions
となり、
さらに地名や家主の固有名詞と合体して使われます。
パディントン マンションズ、ケンジントン マンションズとかですね。
(ただしMansionsはイギリス英語でアメリカで使われてるのは見た事がない)
なのでBangkok
Manshonsとかなら英語として問題ないのですが、
一般名詞の首都(資産の意味の可能性もあるが)と、
さらには単数形のMansionで使用となると、
これは完全に和製英語のマンションと同じ用法です。
そもそも豪華な集合住宅、といった意味のMansionsは
かつて香港でよく使われていて、
それが日本に入って来た段階でなぜか単数形になってしまった、
と個人的には推測しております。
でもって、この看板に至ってはそこからさらに
バンコクに間違った形で伝わってしまった、という事でしょうかねえ…。
因果は巡るよどこまでも。
その先で、さっそうと歩道を疾走していったバイクタクシー(笑)…。
この歩道をバイクで走る、という文化もバンコクと上海で共通ですが、
上海では電気スクーターが多くて音がせず、
ホントに何度もひき逃げされそうになりました(涙)。
バンコクは通常のガソリンエンジンなので、音はするのですが、
それでもかなりの事故があるんじゃないかなあ、これ。
NEXT