■バンコクを北へ
ちなみにバンコクはところどころに、こういった緑地があるのですが、
実は単なる空き地だったりする事も多く(塀で囲ってあって全く中に入れない)、
なんとも不思議な街ではありますね。
うーん、しかしウットウシイな、このスカイトレインの窓の穴あき金属板。
ホントに公共交通として世界最悪の視界の悪さだと思いにけり。
途中で見えた戦勝記念塔(Victory
Monument
)。
この周辺は欧米式のロータリー交差点になっていて
四方から入ってきた車が記念塔の周りをグルグル回ってます。
さらにバンコクのバスターミナルの一つでもあり、
この周辺には多くの始発バス停があります。
今回利用する34、39号もここから乗れるはず。
ただし、ここから乗るとバンコク市内の大渋滞に突入する事になるので、
スカイトレインで終点まで行ってしまい、
そこからバスにした方が賢いでしょうね。
ちなみに戦勝ってどの戦争で?と思ったら
なんと1940年のタイ フランス戦争でした(笑)。
これは後で見るように完全決着はついてない、というか
ややタイが不利な状況だったのを日本の仲裁で
強引にフランス領の一部を割譲させたものです。
私の知る限り、あれは勝った戦争ではないと思うんですけどね…。
で、バスに乗るなら、スカイトレインの北の果て、
モチット駅まで抜けた方がいいのですが、
今回は途中のサナンパオ駅で下車してしまいます。
ちょっと見たいものがあったのです。
あ、あった。
奥に見えてる戦車がその目的。
グーグルのストリートビューで見ていたらバンコク市街ど真ん中に
ドーンと戦車があってなんだこりゃ、と思って見て行く事にしたのです。
なんか思ったより小さいな。M-24でしょうかね。
ちなみにここはタイの親衛騎兵師団(Cavalry division king's
guard)の駐屯地でした。
ただし騎兵隊といっても入口横の飾り絵でわかるように
基本は戦車による機械化師団のようで、
ここら辺りはアメリカ陸軍の騎兵隊そのまんまですね。
ちなみに左手に英文による部隊の信条が書かれていたのですが、
国土と信仰と王政と人民のために、となってました。
人民は最後なのね(笑)。
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