■意外によく残ってる



とりあえず斜め前から再度見てみましょう。
このお寺では手前にあるような仏塔が
主プランを囲むように四隅に建っていました。



裏に回るとこんな感じ。
下半身だけの仏像がズラリとならぶ向こうは西側の回廊部の建物。
これも講堂なんでしょうかね。

この建物、よく見ると基部、床の部分が
奥から手前に向けて波打っており、
これが地盤沈下などによるのか、元からのなのか、
気になる部分ではあります。



今度は斜め後ろから見る。
手前に見えるような仏塔が四隅に一つずつ建っていて、
この主プランを囲んでいるのが、ここの特徴でしょうか。

でもって、この段階から青空が見え始め、
やがて来る灼熱地獄を予感させるのです…。




その先にあった修復工事の現場の足組み。
よく見ると階段があり、ここから上まで登れそう。
ホンマにここから?と一瞬思いましたが
とにかくここから登ってしまうことに。

ちなみに正解はこの先10mほど進む、であり
そこにキチンとした階段がありました…。



その修復中の足場の下に残っていた見事な彫像。
石像で掘り出した後にここにはめ込んだのか、
漆喰で塗り固めながらここで作られたのかはわかりませんが、
なかなか見事なものではあるようです。

全盛期のこの寺院は、さぞや盛大だったろうなあ、と思う。


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