■それは意外に広大で



とりあえず崩壊した巨大パゴダの横を抜け奥に向うと、
その辺りのやや小型パゴタは比較的よく原型を留めていました。



ここが遺跡の一番奥、西側の壁となります。
かつては壁一面に仏像が並んでいたようですが、これも破壊されてますね。

しかし、やはりラピュタだなあ、と思ってしまう日本人の私。



中央にあった巨大パゴダの周辺にはこういった
小型パゴタが並んでいたようです。
一部は微妙に傾いており、何らかの対策を取らないと
これまた崩壊しそうな気が…。

これらの多くは白い漆喰が残ってましたから、
かつてはさまざまな装飾がなされていたのだと思われます。



そのさきにあったこれも全身が残っていた仏像。
腕の部分や首の部分に継ぎ目があるので、
一度破壊されたのを組み立て直したのかもしれません。

逆に、最初からこういった分割があったんだとすると、
仏像の破壊跡がキレイだったのも説明が付きますが、
だったら、拾ってくっつければいいだけで、
破壊されたとは言いかねます。
実際、アユタヤ中の仏像の多くは首を失ったままですし。
やはりどうもよくわからん、という部分ではありますね。




その下には老犬が寝てました。

ノラでここまでボロボロになっても生きてられる、という事は
タイの野良犬はよほど大切されてるのかなあ、と思ったり。

ついでにこの仏像の基部には白い漆喰が残ってるので、
2011年の大洪水の跡がないかと探してみたのですが、見当たらず。


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