■アユタヤへ向うはずの列車で



列車の横あった行き先案内。
ピサヌロークはタイの古都の一つで、アユタヤよりさらに古い街ですが、
バンコクからだと400q近く北のはず。

70q先のアユタまで2時間かかる、という事は
ピサヌロークまでは11時間前後かかる計算で、
9時25分にバンコクを出て、夜の8時ごろの到着、という計算に。
この後、タイの列車のステキさに直撃されたので、
いつかはそんな列車の旅をしてみたい気もします。



入口はこんな感じ。
タイの国鉄は良心的で、外人と見れば高いキップを売りつける、
という事をやらないため、今回も一番ボロイ客車です。
なんせ15バーツ(約53円)ですから(笑)。

冷房はないものの、私なんかはこれで十分でございます。



車内はかつての日本の国鉄車両を思い出させるものになってました。

10年くらい前までは、実際に日本の国鉄時代の中古列車が
ごろごろしてましたから、その名残でしょうかね。
お客さんはポツポツ、という感じですが、
この後、駅に寄るたびに増えて行き、結構な混雑具合になります。



間もなく発車に。
これも欧米式で、発車ベルも案内もなく、いきなり動き出すのでした。



駅の直ぐ横にある操車場で見た紫の列車。

なんとも独特な色彩感覚だなあ、と思います。
が、日本もかつては湘南列車とか、総武横須賀線とか、
この配色を考えた人間は火星の肥やしにしてしまえ、
という悲しくなるような色の電車が元気に走ってましたから、お互い様ですかね。

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