■とにかく列車に乗れ
さて、アユタヤに行くならこれに乗れと
キップから要求されてるのが9:25の列車。
その発車時刻が近づいて参りました。
さすがに始発駅、遅延もなく8番線からの発車となるようです。
ただこの表示、とっくに出てしまってる列車の時刻が
いつまでも表示されっぱなしになっており、
間もなく発車という列車の名前が緑になるだけ。
正直、見づらいです…。
なんで既に出発した列車を消していかないのか、
どうもよくわかりませぬ…。
何度も書いてますがタイの国鉄は
欧米式(というか多分、英国式)なので、
入口に改札はありません。
それどころか、いつでも開きっ放しなので、
好きな時に入って、一日そこで暮らしても、
多分、何も言われないと思います(笑)。
ホームも蒸気機関車時代の欧米式のスタイル。
ロンドンやパリの駅に比べるとショボイですが、
それでもアジアでこれだけの規模の20世紀初頭の鉄道駅が
現状をとどめて残ってるのは貴重かもしれません。
で、どうせ1時間に列車は1本程度の鉄道だからとナメてかかったら、
なんと列車が二本停まってる。
何番線だかあまりよく見てなかった頭の弱い旅行者は、
ホームの横にあったインフォメーションという看板の下に居たお姉さんに聞き、
左が正解と知ったのでした。
ちなみによく見るとこの線路、ほとんど土に埋もれてしまっていて、
日本の鉄道で見れれる撒かれた石とかもない。
これで大丈夫なのか、と思ってしまいますが、
駅構内は徐行しかしないので、なんとかなるんですかね。
ついいでに日本のJRの線路よりさらにせまい1mの軌道のはずなんですが、
こうして見ると、日本のものと大差ないような印象。
ちなみに上を見ると噴霧器が稼動してました。
おそらく気温の冷却目的だと思いますが、
あの高さからこの広い空間相手では、ほとんど効果ないような…
で、これが教えてもらった列車。
初日に書いたようにタイの国鉄は電化されてないので
全てがディーゼル車なのですが、
長距離の場合、こういったディーゼル機関車に
客車を連結した列車になるみたいです。
ついでに上の写真でわかるように、こっちが駅の終端部ですから、
タイの国鉄の列車って牽引式ではなく後ろから押す形式なの?
と驚いたんですが、実はこの機関車、客車に連結されてません。
どうもバンコクまでこの機関車で引っ張ってきた後切り離し、
今度は反対側に機関車を繋げて出発、あとからこの機関車だけで操車場に帰る、
といった運用になってるみたいです。
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