■列車は1時間後だった



そしてバンコク駅もまたガラガラなのでした。
まあこちらは長距離列車がメインなので、
そもそも通勤には縁がないんでしょうが。

でもってタイの国鉄のキップは全て窓口販売で、
最後まで自販機は見ませんでした。
ここでも壁にズラリと並んだ窓口でキップを買います。
ある程度の英語は通じますし、とにかく目的地さえ伝えれば、
もっとも近い時間の列車のキップを売ってくれるので問題はないと思います。



今回のキップはこれ。

ちょっとピンボケしてしまいましたが、
一番上のタイ国鉄の英語表記、State Railway ってのも
他ではあまり聞かない呼称で、どうもタイの英語ってクセがありますね。

キップによると、9時25分発の列車で、
現在8時30分ですから、あれま、1時間近く待つことに。

それ以上の衝撃が運賃で、なんと15バーツ(約53円)。
あれ、ドンムアン空港からここまでが20バーツ(約70円)だったのに、
倍以上遠いアユタヤまでの方が安いのですけど(笑)…。

欧米式に時間によっても運賃が変わるのか、と思ったんですが
よく見ると左上には普通列車の文字が。
前回は特急だったので、その差らしいですが、
実際の停車駅はほぼ一緒、かかった時間もほぼ一緒でしたぜ(笑)。

いずれにせよ、53円で70qを移動できてしまう交通機関は、
さすがに世界中を見回しても貴重なんじゃないでしょうか。
qあたり1円を切ってるんですよ、それって…。

70qの移動に2時間かかる(笑)、という欠点を
補ってあまりある料金と言えるかもしれません。



さて、50分もあるなら、ボケッと待っていてもつまらない。
せっかくですから、この歴史のありそうな駅を少し歩き回ってみますか。



ここは左右の壁沿い待合用のイスが置かれていて、
その奥にいくつかのお店があるようです。
とりあず入口から見て左手の1階から見て行きましょうか。



1階には本屋がありました。
ここは日本式の本屋で、雑誌と書籍、どちらも扱っており、
さらにこうやって立ち読みのお客さんがいるのも日本式(笑)。

ちょっと覗いてみましょうか。


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