■川の向こうに行く船
渡し船、接岸。
さっき一隻来たばかりなのに、これも満員です。
やはり需要は高いみたい。
で、写真ではわかりませんが、この犬、
船が近づくに連れてどんどんテンションが上がってゆき、
もはや力の限り尻尾を振りまくり状態に。
尻尾で空が飛べるなら、日本まで行けそうな勢いでした。
飼い主でも乗ってるのでしょうか。
でもって理由は知らねど、乗客の8割は女性でした。
まあ、この時間帯、観光客を別にすれば男の人は仕事中なのか、
と思ったんですが、こっちからパクナムに向う船は男性も多かったので、
たまたまですかね。
で、例の大興奮犬は、お客さんの波の中に突入して行っております。
見てのとおり、船体は木製で、座席はこんな感じ。
まあタイの渡し船としては標準ですかね。
救命具はこんな感じで、かなりボロボロ。
どう見ても、本気で助ける気なんてないでしょう(笑)…。
まあ、これもタイ標準ですね。
エンジンルーム(笑)。
船の中央部にあって文字通りミッドシップ(Midship)ですね。
ただし自動車用語のミッドシップも日本式英語の匂いが強く、
英語圏ではレーシングカーなどでたまに使われてるのを見るくらいです。
車体重心付近、中心部にエンジンを配した自動車の設計は
英語ではMid
engine と呼ぶのが普通でしょう。
Mid ship
という場合、文字通り船舶のエンジン配置を指す事が多いはずです。
この船の場合、エンジン上のドラム缶が燃料タンクという、
実に判りやすい設計で、その直ぐ横から出てるのが排気管。
ディーゼルエンジンなので燃料は軽油、
よってガソリンほど危険ではないものの、
それでもかなりチャレンジャーな配置だと思います。
気分はT-34に乗っていたソ連戦車兵。
ちなみにラジエターとオイルクーラーが
見当たらなかったのですが、
ひょっとして左下の隙間の奥かなあ。
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