■そしてサル



奇跡的にペンキが塗られてなかった(笑)銘板によると、
これまたエルズウィック・オーダンス社の47mm40口径砲だそうな。
例によってW.G.アームストロング社を名乗ってますが、
いずれにせよ19世紀末ごろ、タイ海軍は
けっこうな量のイギリス兵器を買い込んでいた感じですね。



で、最後にもう一つ、単体で魚雷が展示されておりました。
このボテっとした先端部、
ポツンの出っ張ってる爆発尖(ばくはつせん 信管みたいなもの)など
どうもこれは日本の魚雷のような気がしますが、詳細は不明。

ちなみにこんなに巨大な魚雷ですが、
爆発する炸薬は手前の台の上に位置してる分割線から先、
ごく短い部分に入ってるだけです。
そこから後は機関やら燃料、
さらに水平を保って水中を走るための機材で埋まっています。

ある意味、極めて高価な精密機械の先端に、
暴力的な火薬をつめて発射するようなシロモノで、
この結果、とても高価な兵器となっています。

ちなみに第一次大戦時のドイツのUボートが
潜水艦のくせに可能な限り浮上して艦載砲で撃沈しようとしたのは、
搭載してる魚雷が少ない、というのと同時に、
小さな輸送船相手にまで魚雷を使っていたら、
お金がかかって仕方ない、という面があったからでしょう。



と、ここで横を通ってる道路を見ると、再びサル!来たぜサル!
しかも今度は大人のサルみたい。
この辺りで海岸沿いに居る、となるとカニクイザルでしょうか。



サル、何か発見!サル、キャッチ!

と、そこにこの施設で何か活動中だったらしい、
地元のボーイスカウトらしき少年たちが!
サルと子供!こりゃ収集がつかなくなるぜ!



…と思ったんですが、意外に両者は冷静に対応、
大きな波乱も無く接触は終了しました。
うーむ、大人じゃないか、タイのボーイスカウトの皆さん。

ただし、サルはやはり珍しかったようで、何人かが写真を撮ったり、
声をかけたりはしてました。

ちなみにサルも冷静で、あまり近づかれるとスッと避けるものの、
特に人を警戒する様子はありませんでした。
うーむ、大人じゃないか、タイのカニクイザル。



情報化社会の今、ネットで個人情報を流すのは
極めて危険なので、なるべく避けているのですが、
たまには筆者本人の写真を載せておくのもいいか、と思ったので、
今回は最後に自撮りピンナップを載せておきます。
ククク…照れるぜ。

といった感じで今回の本編はここまで。


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