■厨房は素敵だ
入口とは反対側にも、ちゃんとあります魚雷発射管。
ちなみに前回見た渡辺鉄工所の銘板はこちらに貼られていた物。
入口側に戻って後ろを振り返る。
後部のマストは三つ脚の三脚檣(さんきゃくしょう)型のものなんですが、
よく見ると手前にもう1本支柱のようなものがあり、
もしかすると例の水上機用のクレーンのアームの名残でしょうか。
先に書いたように、あの下に入れなかったので確認できなかったものの、
もしかすると、完全に撤去されたわけではないのかも。
その先から煙突周辺の艦上構造物が始まります。
上に見えるように、ここに短艇(カッター)が搭載されてるのですが、
どうも微妙に日本の物とは違うように見え、
戦後に置き換えられた物の可能性が高いように思われまする。
搭載装置はオリジナルの日本製だと思いますが、
当時の日本の小型艦艇用にしては、やけに凝った造りにも見え、これも詳細不明。
ちなみにこのスクリューも金色塗装っぽいな。
煙突後部の部屋のドアが開いてたので覗いて見ると、
床がタイル貼りの部屋が。
あ、これは厨房ですね。
コンロがありました。
さすがに空母や戦艦の厨房から見ると小さいですが、
それでも結構な広さがあり驚きました。
日本製の軍艦でも厨房はそれなりの設備だったようです。
タイ海軍の艦内食ってどんなものだったのか気になりますが、
そういった資料の展示は全く無し。
やはりタイカレーとか出たのかなあ…
ちなみに、一番奥になんだか鍋が見てますが…
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