■正直よくわからない
中にはカゴやら消火器が。
中は特に何もないので、どうも倉庫のようですが、
位置的には主砲用の弾薬室かもしれません。
普通に考えると、こんな危険な場所に弾薬室を置くかな、とも思いますが、
先に書いたようにエレベータ設備が無いので、
砲の側に弾薬庫が必要だったようにも思えるわけで。
そこにあった12cm砲主砲砲弾の展示と謎の縄梯子。
これ、どうも薬莢部は金色のペンキで塗ってますね。
そんなに好きなんですか、金色…。
赤い弾体も、勝手に色をつけてしまったのか、
あるいは訓練用の砲弾か何かだったのか、判断が付きませぬ。
というわけで、詳細は不明ながら、
日本製の45口径12cm砲、というのだけは間違い無さそうな主砲。
防盾部になんかいろいろ書かれてますが、タイ語ゆえに詳細不明。
意外に高い角度まで砲を向けられそうですが、
高射砲としても使えたかは微妙な気が。
砲塔内部。
右側に見えてるハンドルが、砲塔回転人力疑惑のもの。
このサイズなら、回せなくも無いとは思いますが、詳細はこれまた不明。
正面にある窓の防護板は上下にスライド式で上下に動かせるようです。
その反対側。
さまざまな調整ハンドルがあり、奥には照準器があったのでは、
という台座も見え、こっち側に砲長がいたんじゃないかと思われます。
が、どこにも電話、伝声管の類は見あたらず、
艦内からの射撃指示がここに対して行なえるようには見えません。
やはり、各砲で好き勝手に撃ってたのかなあ…。
戦艦主砲のように山なりの放物線で飛んでゆく弾ではなく、
ピストルのような直線弾道の水平射撃ですから、
やって出来ない事はないでしょうが、
極めて効率の悪い戦闘になると思いますよ、それ。
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