■決戦!第三惑星引力との戦い
さて、そんなわけで、パリが仕掛けて来た巧妙な罠に
完全にハメられる、という事態になったわけですが、
その壮絶な対重力戦闘決戦会場となった
エッフェル塔の構造について、少し説明して置きましょう。
エッフェル塔の展望台は3箇所に分かれていて、
一番下で一番デカイのが地上から約57m、
二番目、階段で登れる最高地点のが約115m、
そして一番上のが約276mとなります。
ついでに、設立後、最初は軍が、後にテレビと電話会社が
てっぺん付近にアンテナを追加で取りつけてしまったため、
全高は1889年の完成時より、高くなってるはず。
ただし、詳しい数字は知りませぬ。
で、その構造は東京タワーと同じ、というか
東京タワーがそのままエッフェル塔をパクったんでしょうが、
エレベーターは低層用、高層用の二つに別れます。
低層用としては、四隅の支柱から
斜めに登ってゆくエレベーターが入っています。
これが第二展望台までを担当。
そこから最上階のラスボスステージまでは垂直上昇型の
普通のエレベータに乗り換えて上がります。
で、今回の罠である階段で登れるのは、この第二艦橋までですから、
第二艦橋を目指しての旅が始まるわけです。
■動画■
今回の旅行記、初の動画。
エッフェル塔の第一段エレベータです。
水圧で動かしてる、との事ですが詳しくは知らん。
WMVファイル
MOVIE
さて、そんなわけで、ガンガン行きましょうか。
階段そのものはこんな感じで、2人の人間がすれ違える、
といった感じの幅になってます。
で、高度が上がってる来ると、当然、眺めもよくなるわけで、
そうなってくると、トサカに血が上って軽い興奮状態になるわけで、
よって、ようやくエンジンがかかってくるわけです。
この後、写真で一番手前にいる少年と、
抜きつ、抜かれつのデッドヒートを展開、
最終的に5分ちょっとで57mの高さにある第一展望台まで
たどり着いてしまうことに(笑)。
10年近く前、現役で山登りをやっていたころのペースが、
1時間で400mずつ高度を上げてゆく、だったので、
思ったほど衰えておらず、自分でもちょっと驚く。
ちなみに最終的には約10馬鹿身差の大差をつけて、
少年に圧勝、年の功というのを見せ付けてやりましたよ、
セニョール、モナミ。
その階段を登っていて、なんか妙な視線を感じるな…
と思っていたのですが、途中で、階段の段差部に
なんかよう知らんオッサンの写真が貼りこまれてのに気がつきました。
恐らくエッフェルの写真ではないか、と思うんですが、
微妙に似てない気もします。
エッフェル塔は複数の人間(3人説が有力)による
共同設計なので、その中の一人かもしれません。
まあ、よくわからん、という事で、ひとつ。
上を見るとこんな感じ。
おどろくほど膨大な鉄骨が使われており、東京タワーや通天閣とは
さすがに建てられた時代が違うな、という気がします。
後で調べてみたら、エッフェルの鉄骨は鋼ではないそうで、
サビには強いでしょうが、強度的には問題ありなわけで。
その結果、こういった補強の鉄骨だらけ、という構造になったんでしょう。
現在、上昇中。
ここまで歩いてきた万博跡地方向を見る。
この撮影中に、あの少年に追い抜かれる。
旅のわびさびを理解せぬヤツめ(笑)。
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