■エッフェル塔の鳩
そのチーズトーストを食べていると、なんだか視界の隅で
チラチラと動くものが見えた。
ん?と思ってよく見ると、あれ、鳩だ。
あれか、ドアを誰かが開けたとき、うっかり入って来ちゃったのか。
…と思って、まわりを見たら、まだ他にもいた。
あ、こいつら、確信犯だ(笑)。
このアタリは、売店で買った軽食を食べる場所なので、
そのおこぼれ狙いでしょう。
店の人も追い出さないし、客も特に相手にしないしで、
暖かいわ、餌は上から落ちてくるわで、それなりに快適なのかも。
とはいえ、ここ地上115mありますから、よく上がってきたな。
森林伝いに高山にカラスなどは入ってきたりするので、
連中の主翼とエンジンでも高度3000mくらいは行けるみたいですが、
ここは地上から垂直に115m、上昇気流があるとも思えず、
よくまあ、ここまで上がってきて、この場所を発見したものだと思います。
本日最初の食事(涙)を終えて再び展望台に出ると、
もう日没の時間となりつつありました。
ロンドンは日本より日の出は遅くて日没も遅れる、
という感じだったのですが、パリでも似たようなもので、
3月上旬で、6時半くらいの日没でした。
これは緯度経度の問題もあるでしょうが、おそらく標準時の
設定の問題もあると思います。
東京〜名古屋と同じくらいの距離で1時間の時差とか
つけちゃってるエリアですから。
パリの街に沈む夕日。
あの方向にロンドンがあり、私は今日中に、
そこまで帰らなければならないわけだ。
色んな意味でロマンチック…。
さて、そろそろ寒くなって来たし、撤収を開始しましょう。
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