■解ける謎



さて、そこで撮影してると、向こうから館員の人がツカツカとこっちに歩いてくる。
詳細は秘密だが、色んな点でいろいろと思い当たる人間である私は、
しまった!今度は何がバレたのだ?と一瞬身構えるも、
その人が笑顔で「映画を見ておきませんか?」と声をかけてきた。

映画?と聞くと、1時間に一回、バトル オブ ブリテンの映画をやるのだ、という。
どこに行けばいいカ?と確認すると、この展示コーナーの一番奥を指差す。
なんか奥のほうに階段状の施設があると思ったら、あれが座席だったのか。

言われるままにその上に登って見ると、
天井からスクリーンが下がってるのが見えた。
上の写真がその場所。

で、あと5分で始まるよ、というので座って待っていると、
係りの人が、この展示コーナーの入り口を閉めているのが見えた。
ああ、これか!前回来たときに入り口が封鎖されてたのは
この映画が上映中だったからか!と5年の時を越えて謎が氷解。



上映は手前の半透明のようなスクリーンと奥の壁とを使って、
2重に映像を映写する、というそれなりに凝ったものでした。
ただまあ、内容的にはイギリスがんばれ、イギリスがんばった、
イギリス勝った、イギリスもうサイコー!という程度のもので、
取り立てて書くこともなし、というところ。



さて、そこから次の展示コーナーへ。
その入り口に立ってた巨大パイロットの像。



そこから防空壕のような入り口を入るとこの展示が。
なんだか昭和の時代の地方の博物館の展示を思い出すが、
さりげなく結構興味深いものが並んでました。



イギリス空軍の標準的な光学照準器、TypeIのMk.II型。
1941年に登場したタイプで、まだ構造は単純なもの。
当然、ジャイロコンピューティングは入ってません。

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