■これはロンドン旅行記なのだ
帰りは、サウスケンジントン駅の正面側にも回ってみました。
こちらには、それなりに店とかがあったのですが、
それでも日本の都市圏にある駅前、というのとは根本的に異なる地味な世界が広がっております。
余談ながら、ここからグワっと南下して、テムズ川を渡河してしばらく行った辺りが、
夏目漱石がロンドンで最後に下宿したエリアとなります。
そこから一番近い繁華街がこの辺りだったので、この周辺は、漱石も歩いてるはず。
この時期は日記を残してないので、謎が多いのですが、実は後年、永日小品の中に、
なんの断りもなしに、ロンドン時代の思い出がいくつか入ってたりするので、
彼のロンドン最後の1年間の行動は、それなりに辿れたりするのです。
さらについでに、ここで無料新聞を配っていたのですが、これが夕刊のみ、というもの。
どうやら、無料新聞でも朝刊と夕刊があり、さらに夕刊にもいくつかの種類があるようです。
イギリスの都市部では、完全に無料新聞が主流みたいですね。
もらって読んで見たら、博物館の有料化、少なくとも税金払ってない外国人観光客からは
入場料を取るべきだ、いや、それだと観光客が減ってしまう、みたいな記事が出てました。
確かに、あれだけの施設の運営費は大変だと思うので、
多少の入場料はとってもいい気はします。
例の半地上ホーム。
結構歴史の古い駅なので、それなりに雰囲気があります。
が、今回はサークルラインではなく、この下にホームがあるピカデリーラインを使います。
こっちを使えば、ロンドン中心部の繁華街に抜けられるのです。
本人も忘れがちですが、これはロンドンの旅行記なので、
もう少し、キチンと観光もやっておかないと(笑)。
そのホームに向かう、例の長いエスカレータにの下で、お姉さんが歌ってました。
この手のアーティストの人は、昨日も博物館から駅に向かう地下道で見たので、
どうもイギリスでは地下でやるもんなんでしょうかね。
日本の都市圏だと、駅前でよく見ますが。
あれ、でも、ここ駅構内だから、キップ買って歌ってるんか、お姉さん。
はい、ではピカデリーラインに乗りますよ。
これは初日に空港から乗ってきた地下鉄でもあります。
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