■さすがの自然史もここまでだ
さて、その人を選ぶ展示室から外に出ると例の海獣化石のある通路に出ました。
あれま、このまま道なりに進めば出口ですね。
現在、閉館時間30分前、撤収するには、ちょうどいい感じでありますぜ。
出口に行く前に、さらにミュージアムショップが。
ほんとにいくつあるんだ、ここ。
さて、東側の玄関に戻って来ました。
この写真の後ろ、背中側に例の彫像軍団と、罠としか思えないエスカレーターがあります。
これにてようやく、サウスケンジントン地区の博物館、見学終了です。
1日半ほどかかったわけですが、既に書いたように、これでもかなりの見落としがあるのです。
いやはや、ホントに恐ろしいフトコロの深さでした。
ワシントンDCにあるスミソニアン協会が運営する自然史、航空宇宙、そしてアメリカ史博物館、
この3つと完全に互角か、航空宇宙を別にすればやや上回るかもしれません。
まさか地球上にこれほどの博物館がまだあったとは、全くもって想像もしてませんでした。
世界は広いなあ、と痛感。
ちなみに、スミソニアン協会は、イギリス人の大金持ち、スミソニアンさんの
遺産を使って、なぜかアメリカに造られた組織なので、
もしあれがイギリス本土に作られてたら、
ロンドンは恐るべき人類の英知の結集地となってただろうなあ、とも思ったり。
ついでに、スミソニアンはここ以上に取りこぼしをやってますから、
いつか寿命が尽きる前に、もう一度再訪したいなあ、とも思ったり。
それにしても、スミソニアン、シカゴの産業科学館博物館、デイトンのアメリカ空軍博物館など、
世界中には博物館だけでも行く価値がある場所って結構あるもんです。
ちなみに、昨日書いたように、ロンドン万博の展示品を保管展示してる
ヴィクトリア・アルバート博物館は全く見てませんから、
そっちまで回ったら、丸2日あっても足らないような気がします、はい。
ただし、ロンドン博物館煉獄はこれで終わりません(笑)。
まだ英国(大英)博物館、戦争博物館再訪が残ってるのです、はい。
どうなるんでしょうね、この旅行記…。
てな感じで、夕暮れに沈む自然史博物館よ、さらば。
いつか、また会えるといいね。
さて、帰りも地上から。
ここらあたりも、いい雰囲気を持った街並みが広がります。
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