■ミネラルを見られる



いやしかし、見ても見ても終わらん(笑)。
しかも、今となっては半分くらい何があったか忘れてしまったし…。

あまりに広大で見学疲れしてる人は多く、左手に展示ホッタラカシで
語り合ってるカップルとかがいらっしゃいますね(笑)。



で、ようやく一番奥まで辿り着いてみたら、さらに奥に展示が(笑)。
どうなってるんだ、この博物館…。

ちょっと見づらいですが、VAULTと書いてあります。
VAULTって何だ、と思ったら宝物庫とかの事らしい。
…宝物庫?



…宝物庫でした(笑)。

鉱物関係の展示の中でも貴重なもの、ユニークなものを集めてるみたいです。

これはイギリス人の探検家だかが、ロシア皇帝からもらった箱。
箱なんですが、全部金で、さらに装飾は全部ダイヤモンド、
かてて加えて、本人のイラスト入りと言う、いかにもロシアな
後味のクドイ豪華な一品となっております。

ちなみにこの人は、ウラル山脈周辺にたくさんの鉱脈を発見した人だそうで、
ロシアの皇帝大喜び、でもってもらったのがコレだとか。

えらくデラックスですが、こんな箱、売るわけにもいかんし、
どうも有難迷惑のような気がしなくもなく…。



火星の石。

既にイギリスは19世紀のヴィクトリア朝の時代、その富にモノを言わせ、
大砲を使って人類を火星に送り込んでいたのだよ、キバヤシ!
という話ではなく、これも隕石です。

約1100万年前、火星に大規模な隕石の衝突があったといわれ、
その際、火星の引力圏を突破して宇宙空間に飛び出した多くの岩石の中の一つ、とされます。

これ以外ににも、いくつかの種類があるそうで、どうも火星は何回も
大規模な隕石衝突にあってるんでしょうかね。

ここで展示されてるのは1911年、エジプトで発見されたものだとか。
やたらキラキラしてますが、大気圏突入時に溶解した結果らしいです。

1983年に火星起源の最初の隕石が確認され、
以後、約70個前後の隕石が火星起源ではないか、と見られているそうな。
ただし、現在までに火星のもの、と断定されてるのは34個だとか。



これは1853年にオーストラリアで発見された、世界でも最大規模の金の結晶との事。
砂金なんかでわかると思いますが、金はなかなか大きな結晶になりにくいんだそうな。
ただしこれ、中に銅も含んでるよ、との事。
ちなみに重量717g。

…この博物館を相手に一回ドロボーをやれば、孫の代まで安泰な気がしてきました。


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