■とにかく蒸気の力で進むのだ



ごらんのようなパイピングの嵐。
で、中には400度とかの高温蒸気が流れており、触れたらただじゃ済みませんから
徹底的に断熱用のカバーが巻かれまくってます。
もしかしたら熱エネルギーを逃がさないための保温の目的もありかも。



これは主機関の横に設置されてた発電用タービン。

手前の白いマユみたいのがそれで、奥にある黒い部分が発電器。
これも高温注意で断熱材でグルグル巻きにされてるようです。
ボイラーから来る高圧蒸気の一部を使っており、復水器なども自分で持ってる
完全に独立して作動する蒸気機関です。ただしこっちには低圧用タービンはありません。

350KWの発電能力があるそうなんですが、
これが機関室で全部使ってしまっていたのか、艦内の電力も担っていたのかよくわからず。
普通に考えれば、艦内全体の電力をここで発生させていたはずですが…。



その発電機の横から。
2階層ぶち抜きなので、一番下から、一番上まではご覧のように結構な高さがあります。
これがほぼビッシリ、さまざまな機材で埋め尽くされてるわけです。
何かダメージがあった場合、修理は大変だった…というか、
400度を超える蒸気が噴出したら生きてる方が難しいよなあ、という空間です。



おそらく主軸だと思われます。
この先に船体を突き抜けるシールド部分があり、その先にスクリューが付いてるはず。

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■MOVIE

とりあえず、歩き回って見ましょう。例によってWMVファイルです。

レツゴーエンジンルーム その1

上の階から降りて来たところ。
階段の下で左を見ますが、そこにあるのが発電機。

レツゴーエンジンルーム その2

ちょうど減速器の正面辺りからスタートしてます。
左が艦尾で、右が艦首方向。
途中で下を見ますが、そこにあるのが恐らく主軸部。
曲がってから右側に見えてる断熱材のカタマリは、おそらく低圧用タービン。
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