■戦場の日常を支えるのだ
途中で見かけた円筒状の構造物。
この上に主砲はないので、機関部からの煙突でしょうかね。
再び階段発見。
ただし上からのはこれも下り専用で入れず、
下に下りる階段は進入禁止でした…
ちなみにその下にあるのが士官室。
このWardroom も日本語にしづらい軍事用語の一つで、
直訳すると管理人室、といったとこになりますが、
これは士官の食堂、居酒屋、娯楽室を兼ねた、
一種の士官クラブとでもいうべき空間です。
当然、一般の水兵はもちろん、下士官も入れません。
まあ、欧米的貴族社会の名残の一つであり、
帆船時代の名残なんでしょうかね。
余談ですが、士官の皆さんはこうやって優遇されてますが、
その責任も重大でして、17世紀から18世紀のイギリス海軍の場合、
負けて帰ったら速攻で軍法会議、総責任者は銃殺、なんてケースがありました。
せめて生きてる間はいい思いをしたい、って事でしょうか。
と、ここで反対側の下甲板に出ました。
順路はこの先で最後船体内に入ります。
つーか、そこで下甲板は終わりなのです。
で、左に見えてるボートは貸切専用の遊覧船なんですが、
何でこんなトコに繋留されてるんだ、というのと同時に、
良く見るとこれ、かなり変わった構造の船体ですね。
ちなみにこっちが後ろ側。
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