■ロンドンの中心を見る



そこから見たロンドン中心部方向…といっても視界のほとんどがテームズ川ですが。
いやはや、しかしいい天気だ(笑)。雲ひとつないロンドンは初めて見ましたよ。

ちなみに塔の高さは水面から65m、この歩道橋の高さは44mとされてるんですが、
その水面と言うのが満潮時か干潮時か説明が無しだったり…。

とりあえず、画面右側に見えてる桟橋が水上バス乗り場で、
その周辺に広がってるのが、例のビーチ跡地となります。

ここから見えてるテームズ側の右岸(北側)が二日目の朝に訪れたシティ地区で、
旧ロンドン市街であり、世界の経済の中心地のひとつ、ですね。

この橋のガラス窓は、何箇所か開くようになってまして、
そこからガラスの映り込みを気にしないで撮影できるので、ちょっとうれしい。



画面中央から右側にかけての建物がロンドン塔。
上から見ると結構、印象が変わりますね。

今では堤防がテームズ川との間に築かれてしまってますが、
建物正面に見えてるアーチ状の入り口が本来の正門で、
テームズ川から船で入るようになってました。
エリゼベスI世とか、アン・ブーリンとかがここに投獄されたときは、
ここから船で入ったはず。

ちなみに漱石が留学した1900年の段階ですでに水は抜かれていたようで、
小説「倫敦塔」では、ガッデムにガッカリだぜみたいな事を書いてます。
あの小説、幻想的なフリをして、実は漱石ギャグがアチコチに入ってるので要注意です。



一番奥から東側の歩道橋を見てみる。
おそらく開通時にはガラスは入ってなかったんじゃないかなあ、と思うも、確証はなし。

向こうの橋の上に十字架がついてますが、
アレが装飾なのか何か構造的なパーツなのかもよくわからん。



最後に、普通に歩道橋から外を見るとこんな感じ、という写真を。



こちらの塔では最上階であるここからはエレベータに乗れず、
下の階まで階段で降りることになります。
でもって、どうやらこの階段も展示の一部らしいです。


NEXT