■橋ができタワー
ちなみにそこからテームズ川を覗き込んだら、ここまでまだ浜辺が続いてました。
結構大規模に造成してたんですね、これ。
右上に見えてるのは例の水上バスの乗り場です。
ここら辺がロンドン塔の正面。
中央に見えてる門は現在は見学者コースの出口になってます。
右側、木立の向こうにのこの城砦の主、ザ ホワイトタワー(The
White
Tower)。が見えてます。
1097年に建てられたこの建物がロンドン塔の元祖で、この城砦が塔と呼ばれる原因でもあります。
そもそもはロンドンの防衛と、当時はロンドンそのものだった
すぐ横にあるザ シティを監視するためにこの塔が建てられたわけです。
当時からシティは自治権を持ってたので、外敵と同時に、
内なるこの連中にも目を配る必要があったようです。
場所的には、ここがシティの外れ、旧ロンドン市街の東の端となります。
なんで東の端か、というと、テームズ側を海から上ってくると、
東側からロンドンに近づく事になるからでしょう。
でもって、例の産業革命でロンドンの市外部が急拡大したさいに、
ここから東に造船用ドックなどが作られ、
そこで働く労働者たちの街、すなわちイーストエンドが生まれることになるわけで。
その横にあった青銅砲。
ホンモノっぽいですが、解説板が経年劣化で全く読めず、詳細不明。
ちゃんと車輪つきの台座に載せてるあたり、戦争なれしてる国は
こういう部分がキチンとしてますね。
さて、現在まだ9時前。
タワーブリッジ内部の見学にはちょっと早い。
なので、もう少し、テームズ川のほとりを歩いてみましょう。
とりあえず、橋の下をくぐって上を見上げて見ると、ご覧のように欄干などには
えらくまあ凝った装飾がなされてます。
ホントに19世紀のイギリス人の金の使い方は、何かが間違ってると思いますね(笑)。
東側、上流から見たタワーブリッジ。
こっちから見た写真は意外に見かけないような気がします。
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