■ロンドン変身!塔ッ!



その前にあった窓口。

なんだろう、と見てみたら、テームズ川の水上バスで、どうもこれでロンドン橋から
さらに先のウォータールー橋あたりまで行けるらしい。
こりゃいいや、自然史博物館に行く時はこれを使おう、と思う。



その横にあった建物。
よくわかりませんが、歴史はありそうだ。

しかし、今までのウップンを一気に晴らすかのごとき見事な青空ですね、こりゃ。




さて、再びテームズ川沿いに移動を開始。
テームズ川側から見たロンドン塔。
なんだか、えらく無理にアチコチに窓を取り付けてるような…。



そこから見たタワーブリッジ。
ほんとに絵になる町ですね、ロンドン(笑)。

ちなみにタワーブリッジの名はあの二つの塔から来てるのかとずっと思ってたんですが、
実はこれ、ロンドン塔(Tower of London)の横にあるから“タワー”ブリッジなんだそうな。



ちなみに、現在のタワーブリッジからちょっとだけ上流に行った場所に、
こんな小さい円筒形の建物があります。
場所的にはロンドン塔のチケット売り場の南辺りだったはず。

人類の99%が興味がない話だと思いますが(笑)、これはかつての地下道の入り口で、
橋が出来るより先に、ここから対岸まで地下トンネルが作られていたのでした。
で、このトンネルの名がタワー隋道(Tower Subway)。
ロンドン塔の横にあるから、その名はタワー隋道なわけで、
そうなると、その横にできた橋は、当然、タワーブリッジとなるわけです。

この完成は実に1869年で、日本じゃチョンマゲの皆さんが今度の年号は明治っていうらしいぜ、
みたいな事を言ってた時期ですから、すごいよね、イギリス(笑)。

ただし、そのトンネルの直径はわずか2.21m、人がすれ違うのがやっと、という大きさで、
トンネルのサイズに合わせた円形のケーブルカーを使って行き来してました。

でもって、上海に行った事のある人なら、ピンと来るかもしれませんが、
あの街にも川の下を専用のトラムで移動する交通機関があります。
浦東からバンドまで黄浦江をトンネルでつなぐ観光用の乗り物なんですが、
(ただし私は乗った事ない)
あれの元ネタは、多分これです(笑)。

ちなみに、これはタワーブリッジが完成した後に当然廃止されてしまうのですが、
水道やら電話ケーブルやらを通すトンネルとして、戦後まで使われていて、
どうも現在も使われているような感じです。

ただし、この入り口が残ってるのは、ロンドン塔側だけで、対岸のはすでに取り壊されてます。


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