■恐竜が逗留中



イグアノドン(Iguanodon)2号(仮称)。
この博物館はイグアノドンの完全骨格標本を
2体持ってるのですが、これは新しい方。

最近の学説に基づいて、少し前のめり、背骨が地面と平行になる姿勢で再現されてます。
かつての学説に従って再現された、妙に姿勢のいいイグアノドン1号は後ほど登場します。

ちなみに、イグアノドンはヨーロッパでしか化石が発見されてないそうで、
そういやジュラ紀から白亜紀って、ヨーロッパは独立した島でしたね。



運動会で100m走中に地面に埋もれて化石になっちゃいました、
という感じのポーズのアロサウルス(allosaurus)さん。
上野の科学博物館に居る恐竜化石として、日本人にもおなじみです。

ちなみこの人は北アメリカでばかり発見されていて、北アメリカの恐竜だとばかり思ってたんですが、
タンザニアとポルトガルでも発見例があるそうな。

同じ肉食恐竜でも、Trex、ティラノサウスルより頭が小さくて、
こっちの方が全体のバランスが取れていてカッコいいような気が。

大きくなったら何になりたい?と聞かれたら、私はアロサウルスと応えます。
そして、大きくなるってのはそういう意味じゃない、とツッコマレます。




3人そろってアイドルデビューみたいな展示をされていたドロマエオサウルス(Dromaeosaurus)。

肉食獣で、群れで狩をしたと考えれられる、との事でしたが、
骨だけでそこまでホントにわかるもんなのでしょうか。



妙に頭が低いこの恐竜は、マッソスポンディルス(Massospondylus)。
小型の草食恐竜で、モノを掴むのか、闘争用かは不明ながら、
大きな親指が発展していた、とのこと。

こんな小さな前足で、ホンマに4本足歩行をしてたんでしょか、これ。



ステゴザウルスだと思ったんですが、中国産の恐竜で、トゥオジャンゴサウルス(Tuojiangosaurus)だとか。
パチモンのステゴサウルスみたいなもんでしょうか。

復元図を見ると、肩から刀の刃のようなツノが伸びてるんですが、
この骨格標本を見る限り、そんなものは見当たらず…。


NEXT