■海はイギリスよりも広いから
その先にもずらっとエンジンの模型とかが並んでるんですが、
これはもういいですよね。
…ね?
外輪船の動力パドル部の模型。
こうなってるのか。
さすがにもうクランクを使ってるようですが、
釜が二つある、という事は左右でそれぞれ別のエンジンだったんでしょうかね。
ちなみにこっちは、外輪船用のさまざまなパドル展示。
意外といろんなタイプがあります。
運河の模型。
コスフォードに行く途中、列車の窓から見えてたものですね。
浮いてるのは運河(Canal)ボート、あるいはナローボートと呼ばれる運河専用のボート。
イギリスの運河は、これまた主に石炭の運搬を目的に1700年代後半に整備されるんですが、
やったぜ、ついに全国の運河ネットワークが完成だ!というのと蒸気機関車の登場がほぼ同時、
という事になってしまい、せっかく造ったのに20〜30年間使われただけで終わります(涙)。
山が無い、平地だらけのイギリスらしい交通網ではあったんですが。
ただし、そこはイギリス、いらないから埋めてしまえ、なんて事はせず、
現在でもほとんどが現役で残ってます。
主にはレジャー用途なんですが、ロンドン市内でも現役で、
私は未訪ですが、カムデン(Camden)周辺は運河の観光地となってます。
でもって、全く思いもかけなかった場所で、
この旅行記の最終日には運河周辺を歩き回ることになるのです。
いつになったらそこまでたどり着けるのか、私にもさっぱりわかりませんが…(涙)。
1776年、独立戦争中のアメリカが開発した潜水艇、タートルの模型。
ちなみに実戦投入されており、世界最古の軍用潜水艦とされます。
ただし、独立前なので、アメリカ海軍初の潜水艦とはされてないようです。
当然、小型の蒸気機関すらまともにない時代ですから、人力エンジンで(涙)、
スクリューは手で回して進みます。
これで港に停泊中の船の側まで爆雷を持って行ってドカンとやったれ、
という考えの下に開発されたようです。
で、1776年、数回に渡りニューヨーク周辺に停泊していたイギリス艦に忍び寄るのですが、
あっさり発見されてしまったりして、作戦は全て失敗に終わってます。
ただ、全作戦で母船に帰還してるようなので、ちゃんと前に進めたんですね、これ…。
その後、母船ごとイギリスの攻撃で沈められてしまい、それでまでとなったようです。
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