■時計の話をしとけい



ここら辺は置時計。
1600年代、日本じゃ江戸時代に入ったばかりの頃のもの。

皆、同じようなデザインですが、左側の二つのみ同じ作者で、
あとは全部、製作者は異なります。
が、これだけ同じようなデザインが揃う、となると何か手本みたいのがあったんですかね。




1600年代後半、スペインの船から財宝奪いまくってウハウハだった(笑)時代の置時計とか。
そんな時代背景なので、どこかデラックス。
ちなみに中央のは文字盤の左右に隙間があり、その裏に置いたオイルランプの灯りで、
夜でも見えるよ、というのがウリだったとか。
ただし、これによる火事が頻発したそうな。

この時代だと、ギリギリ、まだイギリスは木造建築が主流だったはずで、
それはちょっと危険すぎる時計のような…。




さまざまな柱時計。
解説なしで、ずらっと並べてあったので、詳細は不明です。



1700年代になると時計の持ち運びのための小型化が進みます。

後の産業革命によって、あらゆる仕事で時間が極めて重要な存在になってゆきますから、
イギリスの時計の発展は、そこら辺と無縁ではないでしょうね。



オーストラリアで使われるために造られた、
電話の時報サービス用“声が出る時計”。

ここ数年で、めっきり使われなくなってしまいつつありますが、
例の電話で聞ける時報サービス用のものだとか。

1954年に造られたこれは試作型らしいのですが、右側に見えてるガラス製のレコードを使って
時報のお知らせを行っていたようです。


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