■地下の展示、ラストスパート



これは対人センサーの展示。
テーブル中央にある金属製のボールは、人の手がテーブルの上にかざされると、
センサーが反応して引っ込むようになってます。

なので、例によて、これも“触れるもんなら触ってみな”という展示となってるわけで。
こう来たなら、当然、チェレンジするでしょう。

…結果ですか?
フフフ、運のいい博物館だぜ、今回は諸君の勝ちとしておこう…。



これにてほぼ地下の展示は見学終了。
で、最後の展示室をでると、地下室、という巨大な表記が。

…どうやら、こっち側が入り口だったようです。
まあ、いいか。



さて、では引き続き、旧館の見学を。
階段を登って1階(日本式なら2階)を目指します。

ちなみにこの階段部分、かつてあった秋葉原の交通博物館の階段部とそっくりなんですが…。
で、以後、ああ、これは秋葉原時代の交通博物館の元ネタだ、
という部分に遭遇しまくります(笑)。
そうか、ここを目指してたのか、あの博物館…。

知ってる人は、秋葉原時代の交通博物館を、なつかしく思い出してくださいませ。



階段を出ると、こんな展示が。

反射式天体望遠鏡ですね。
1850年ごろ造られた、ジェームス・ネスミス(james nasmyth/読みはネスマイスかも)
による反射望遠鏡で、月のクレーターの観察に使ったもの、との事。

ネスミスはイギリスでは有名な技術者で、例のグランドフロアで展示されていた
蒸気駆動の大型プレス機は、どうも彼の発明によるようです。
そっち方面の仕事から引退後、天体観測に進んだのだそうな。

でもって、この博物館の展示は、縦横無人に絡み合うので、気が抜けない、というか
手が抜けないのですが(笑)、このネスミスの大型蒸気プレス機の発明は、
さらに例のパディントン駅に居たおっさんことブルネルが設計した
グレート・イースタン社の大型蒸気船、グレート・ブリテンの開発に繋がって行きます。

ここら辺の話、忘れなければ(笑)、後で艦船コーナーの紹介にて少し触れる事になるはず。

この博物館、あらゆる展示がドラマなのです。


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