■音と映像がやってきた
ラジオの後はテレビなんですが、ここではその向かい側の壁の展示を先に。
こっちは記録する、がテーマで、まずは音声の記録を取るテープレコーダ。
展示されてるのはカセットテープ登場前、オープンリール時代のものですが、
そいういやここ、カセットテープの展示、なかったような。
でもって、次は家庭用ビデオレコーダーの説明。
日本語だと短縮してビデオと呼ばれましたが、
それだとアメリカ英語でテレビの事になってしまいます。
(だからアメリカではテレビゲームではなく、ビデオゲームと呼ぶ)
今さらどうこう言ってもしかたないですけど(笑)。
下にあるのは、家庭用ビデオデッキの磁気ヘッドの大型模型。
この斜めに傾いた記録用磁気ヘッドが家庭用ビデオのキモでした。
そういえば、なぜか漫画のAKIRAで、
これがアキラの冷凍睡眠装置に付いていて驚いた記憶が(笑)。
で、あれ、この奥に置かれてるビデオデッキ…。
おお、さすがイギリス、これ、マツイのビデオですぜ(笑)。
マツイなんてメーカー聞いたこと無いと思いますが、これはイギリス人が
“いかいにも日本の電器メーカー”っぽい名前で立ち上げてしまったもの。
ある意味、逆ソニーであり、逆シャープであるわけで。
ただし、ソニーやシャープなどとは根本的に違い、
ここはあくまでブランドのみで、自社開発も自社工場も持ってないブランドでした。
よって中身は全部中国製、しかもOEMで
製品ごとにメーカーが異なる、というトンデモナイしろもの。
結果、イギリスでマツイと言えば安ものビデオデッキの代名詞となってしまいました。
なんて事してくれるねん…。
1980年代から90年代にだいぶ名を売ったんですが、調べてみたら、
2011年現在、まだ現存してました…。
でもって、そのとなりがビデオデッキなんですが、
ここにようやくベータデッキが(笑)。
上から二番目がそうなんですが、なぜかサンヨー製。
で、一番上、今や知ってる人もどれだけいるか、
というVHDディスクプレイヤーのような気がするんですが、確認できず。
一番下は業務用レコーダーの一種らしいです。
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