■科学はいろいろ産み出すのだ



でもって、こっちに居ましたドイツの秘密兵器、V2ロケットの実物。
無理やり入れてしまったので、天井にぶつかる弾頭部分が外されてます(笑)。



その弾頭部分。

こんだけデカイ図体なのに、炸薬を積めるのはこの部分だけですから、
まあ、あまり効率のいい兵器ではないな、というのがわかっていただけるかと。



チューリングが設計を行ったイギリス初のコンピュータ、エースの試作型(Pilot Ace)。

チューリングはイギリスの数学者で、現代のコンピュータに繋がる
基本的な考え方を作り出した人です。
ついでに、第二次大戦期に使われたドイツの暗号通信機、
エニグマの暗号解析チームを率いて活躍した人でもあります。

このエースという名前は、Automatic comuputing engine 自動計算機関の略称で、
1946年にチューリングの提案を受けて開発がスタート、1950年にこの試作型が完成します。

が、その段階で既にチューリングは開発チームを抜けており、
エース本体が完成したのは実に1957年、さすがに1946年の設計ではすでに時代遅れと成り、
イギリスはコンピュータの開発で、完全にアメリカの後塵を拝する事になるわけです。



1970年から1990年まで、20年間に渡り、グリニッジ天文台に置かれていてた、標準時計。
おそらくセシウム原子時計だと思うんですが、詳細不明。

ちなみに、ここの解説によれば、時報のピ、ピ、ピ、ポーンという音は
1924年2月にBBC放送が始めたものなんだそうな。



こちらは戦後の工業製品のコーナー。
よく見るとイギリス生まれのサンダバード2号とペネローペ号が。

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