■宇宙の宇の字は宇治茶の宇



その奥にあった光る地球儀。
気温が10℃あがると地球はどう変わるか、みたいのをリアルタイムで見せてくれます。
シカゴの科学産業博物館にあったのと同じもの?



これは土星とその衛星タイタンの観測を行った探査機カッシーニに
搭載されていた観測装置、ホイヘンスのレプリカ。
カッシーニはアメリカとヨーロッパが共同で行った大規模な探査計画で、
2004年に到達後、2011年現在も、土星の軌道上に留まって観測を続けています。

それに搭載されていたホイヘンスはタイタンの大気圏内に突入、
約3時間に渡り各種観測データを送って来ました。
ちなみに上の方についてるロープは突入時につかったパラシュートに繋がってます。



アポロの月着陸船のレプリカ。
現物も、かなり安っぽいプレハブ建築みたいなものなので、
このレプリカは意外にデキがいいかも。

ちなみに月着陸船は当然、宇宙で使われて回収不能なわけですが、
それでも地上訓練などで使われたものが3機、現存しています。

一機はあのスミソニアンの航空宇宙館、もう一機はNASAのケネディースペースセンター、
最後の一機はちょっと意外なニューヨーク近郊にある知ってる人は知ってる航空博物館、
航空機発祥の地博物館(Cradle of Aviation museum)に残ってます。
(つまり東海岸にしかないというわけだ)
最後のはなんでそんな場所に?といえば、ここは月着陸船を造った
グラマン社のニューヨーク工場があった場所だからです。
(ただし、月着陸船がここで組み立てられたわけではない)

この着陸船、さすがはグラマン鉄工所製だというシロモノで、
その運用中、事故らしい事故は一度も起してない、という記録の保持者です。



とりあえず、他にもイロイロあったんですが、なにせまともに写真が撮れる環境ではなく、
とりあえず、大筋でこんな感じ、というとこで、このコーナーの紹介は終わりにしましょう。




最後になんぜか1780年製の時計の展示が。
なんだこれ、と思ったら、当時の王立天文台に設置された
標準時用の時計(regulator clock)だとか。

1780年から標準時ってあったのね…。

はい、というわけで、今回の本編はここまで。
うーん、グランドフロアの展示紹介、終わらなかったか…。



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