■なんだか世界はアルバート
さて、このままケンジントン ガーデンズを南に向けて進めば、博物館地帯に入るはず。
11時前には入れそうだ、余裕じゃん、とか考える。
で、ふと見れば、なんだかタイあたりの寺院のごとき尖塔が木立の向こうに見える。
…なんだありゃ。
どうせあっち側に行くんだし、ちょっと見てみますか。
…なんだこりゃ。
アジアのような、ビザンチンのような、ロシア正教のような、
とにかく市内の他の建物に比べ、エキゾチックなまでにキンキラキンの建物、
その中にキンキラキンの彫像が見えてます。
ちなみに、こっちは後ろ側。
この建物、どう見ても東南アジアの小乗仏教系寺院にしか見えないんですが、
一応、古典ゴシック形式の建築となってるようです。
どうもイギリスのキリスト教建築は、プロテスタントというよりも、
正教方面、東ローマ、つまりビザンチンをルーツに持つコテコテ系の装飾が多い感じがします。
その結果、日本にも多いロシア正教の教会(革命後多くが亡命して来た)と共通点が多いような。
なので、アジア人から見ても、これはアジアだ、という世界がロンドンに展開してる事が多いです。
(ロシアはアジアだと断言しておきます(笑)。十二支まで持ってるんだから)
看板によれば、これはアルバート メモリアルだ、との事。
アルバートの記念碑(追悼碑)、となると、あのアルバートか?
とにかくエキゾチック趣味全開でして、まずはラクダと色っぽいお姉さんと
色っぽくないオッサンの彫像が建物の隅にあります。
一応、これがアジアを象徴してるらしい。
…君達のアジアのイメージは、狭すぎるよ。
こっちには色っぽいお姉さんと、カッコいいおっさんと、
座り込んでる像の彫像があるんだゾウ。
ちなみにこっちはアフリカを象徴。
…君達の(以下略)
このほかにアメリカとヨーロッパの象徴があるらしいんですが、
見てくるのを忘れました…。
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