■さあ、ラストスパートへ



スコティッシュ アヴィエーション(Scottish Aviation)のツイン パイオニアCCII。
全く聞いたことのないメーカーですが、その名の通りスコットランドにあった、
短距離離着陸機などを開発していた会社らしいです。

で、これもその短距離離着陸(STOL)機で、275mの滑走路があれば飛べてしまうとか。
1955年に初飛行した16人乗り旅客機だったのを、
イギリス空軍が39機、兵員輸送用に発注した機体だとの事。

ただ、戦後の植民地独立戦争にばかり投入された挙句、
わずか10年で前線から引き上げられており、胡散臭い機体ではありますね。



シコルスキー HM53M ペイヴ ロウ(Pave low) IV。
アメリカ製のヘリコプターで、探索、救助用に使われたようです。

当然、ヘリコプターなんてさっぱりわからんわけで…。




なぜか第二次大戦後の市場主義経済、みたいなコーナーがあって、
3台の車が展示されてました。

実はアメリカ空軍博物館にもあった、東ドイツの車、トラバント。
594cc 2ストロークエンジンという、
日本の初期の軽自動車みたいなエンジンの車。
実際、その発売は1958年ですから、当時としては
2ストロークもあり、だったんでしょうね。
ただし、そのまま1991年まで生産が続いてしまった、
というのはどうかと思いますが(笑)…。

当然、市場主義経済とは対局にある車、として展示されてます。



でもって、市場経済側の車、その1。
イギリスの小型車、ミニ。
最終生産台数は530万台だそうですから、市場経済の勝者の一つでしょう。

ちなみに発売は1959年で、上のトラバントから1年遅れとなってます。



でもって、もう一つの市場経済の代表がこれ、フォルクスワーゲン Type1。
いわゆるビートルです。
ちなみにこれの総生産数は2100万台を超えてますから、
まあ市場経済の勝者どころかチャンピオンでしょう。
ポルシェ博士の集大成であり、ホントは戦争前に発売になってるはずだった車です。


NEXT