ミサイルは歩いて来ない、だって飛んで来るからね



ちなみに、一階の一番隅っこで輪切り状態で展示されてるこれもポラリスミサイル。
なんか空軍の憎しみ全てが表現されてるような展示状態です…。



さて、では渡り廊下からの見学最後は、これ。
ショート社のベルファスト。

1964年に初飛行した大型輸送機で、おそらく先に出てきたヘイスティングの後継機だと
思うんですが、当然、よく知りません。

そもそもショートがこんな大型機輸送機を造ってた、というのも初めて知ったわけで(笑)。
もっとも、この会社、例のVフォース計画の時もボツになったとはいえ、
大型ジェット爆撃機の試作機を作ってるので、基礎はあったんでしょうね。
ロンドンにあったサンダーランド飛行艇とかも造ってたし。

ちなみにショート社は北アイルランドにあるので、
この機体の名前はそこから取られてるんでしょうか。

とりあえず、当初は10機しか造る予定が無かったのに、最終的には30機造られた、
との事なので、優秀な機体ではあったのでしょう。

ちなみに、一部は民間に払い下げられ、今でも現役で飛んでるそうな。



と言う感じで、ようやく一階へ。
ああ、天井が高いぜ。
一本釣りされてるライトニングがまぶしいぜ。



でもって、上から見てわかってましたが、ここもミサイルの楽園となっております。

ちょっと変わった形状のミサイル、艦隊空ミサイルのシーダート。
で、このガミラスの戦艦みたいな先端部にフランスの香りを感じたら、
あなたものもう一人前のラムジェット マニアです(笑)。

これは、70kmを超える長距離対空ミサイルで、ロケットモーターではなく、
ラムジェットエンジンで飛ぶんですね。

…でもこれ、海軍のミサイルでは?
まあ、陸軍の戦車とかもあるし、いいのか。



てっきり、無人宇宙飛行船かなんかだろう、と思ってたんですが、
イカラ(IKARA)対潜水艦ミサイルでした。
これがミサイルか、というのと、対潜水艦ミサイルなんてあるのね、というに二重の驚きが。

もっとも、ミサイルと言っても、実際は魚雷の運搬装置で、
本来は胴体下のカバーを外し、そこに誘導対潜水艦魚雷を搭載、
目標付近まで飛んで行って、魚雷を水中に投下、というシステムらしいです。


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