■まだまだ冷えてゆく



さて、ここからご覧のようなミサイル陳列コーナーその1が始まるのですが、
(その3まである)
これを全部見てたら終わらない。
一部はモックアップ(原寸大模型)ですしね。

ミサイルに関しては、とりあえず興味深いものだけ、見ておきましょう。



ソ連製の空対空ミサイル、R60。
NATOのコードネームはAA-8 APHID(エイフィド)となります。
これは恐らくホンモノ。

1974年から運用が始まった赤外線追尾の空対空ミサイルで、
当時としては世界最小の空対空ミサイルでもあったとか。
当然、積んでる燃料も少ないので、射程も短くなってますが…。
(公称は8kmとされるが、実際は4km程度らしい)

前後のフィンは固定で、真ん中より少し前にある三角型のフィンのみが可動となっており、
これだけで進行方向の制御をやってるみたいです。



レッド トップというイギリス製の空対空ミサイル。
この名前も例のレインボーコードのまま、ってやつでしょう。

1964年から配備開始となった赤外線追尾型のミサイルで、これもホンモノらしい。
まあ、このミサイル自体は特に何、というわけでもないのですが…。



先端の探知部(シーカー)がよく見えて興味深かったので。
1964年のエレクトロニクスですが、ゴチャゴチャしてますね。



さて、そこを抜けると、その先に突然、下の階が現れます。
先に説明したように、斜面上にある建物なので、途中から下の階が登場するのです。
ここから見えてる辺りが、ミサイルの楽園 その2の展示コーナーとなります。


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