■魔法大合戦
さあ、ペロ君、ついにこの日がやってきたよ!
「さいですか」
今回は、これまでほとんど知られる事がなかった第二次大戦期における呪術戦についてだ!
イヤッハー!
「さいですか」
ヒトラーがオカルト好きで、いろいろな呪術をやってたのは有名だが、
連合国側だってバカじゃないから、当然、呪術の力を戦線に投入していたわけだ!
ヒャッホー!
「さいですか」
それがすなわちラッキー チャーム(lucky
charms)、幸運のお守りと、
マスコット(mascots)、守護する者たち、なのさ!
スパシーヴォ!
「さい…え?チャームにマスコットって…。どこの女子高生だよ」
おいおい、バカにしたもんじゃないぜ。
この二つは連語軍のパイロットによって大量に戦場に持ち込まれ、
実際に連中は戦争に勝ってるんだ。
日本の各地にある神社仏閣によるお守りは、
結果から見れば、アメリカのマスコットの持つ“幸運力”に惨敗となった。
今後の国防を考える上で、日本各地の神社仏閣の
戦争に対する“幸運力”の強化は不可避なのかもしれん。
「なんじゃそりゃ」
ペロ君、あの戦争の結果が英米の呪術力の力によるものでは無い、
とは誰にも証明できないんだぜ。
「呪術の力である、とも誰にも証明できないだろ」
うむ、そういった考え方もあるな。
ちなみに日本でマスコットといえば、
かわいらしい動物のキャラクターとかを意味しがちだが、
正しくは、幸運を運んでくる守護者の事だ。
守護神ではないよ。
キリスト教圏で神様は一人しないから、
日本で言うとこの神様は、あっちじゃ天使(angel)になる。
が、ぶっちゃけ、幸運をもたらしてくれるなら仔細は問われないので、
近所の中華屋のおっちゃんとかでも問題ないんだ。
「問題あるんじゃないか、それは」
というわけで、連合軍側パイロットによる呪術戦を見て行こうか。
「さいですか」
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