■それでもおフランスは行くザマス
ニューポールのII N。
ニューポール社の初期の機体で、スポーツ用との事ですがようわかりません。
魔女のように棒にまたがったオッサンが乗ってるのが1910年製の
ファーブル イドハヴィオン (Fabre Hydravion)。
直訳するとファーブル水上機で、1910年に世界初の水上機として初飛行に成功したもの。
なにがなんだかよくわからん構造ですが、縦に二本並べた柱が胴体で、
主翼の下と機体前部の下に見えてる3枚の黒い板がフロート。
見ての通り、いろいろ無理があるなあ、という機体で、
その外見通り、結局パッとしないまま、歴史に埋もれてしまうことになるのでした。
その先にあった、あの頃オレらはブイブイ言わせてたんだぜ、という展示。
パリの航空サロンやエアショーのポスターが並び、
まだまだフランスが世界の空の中心だったのよ、という事なのでしょう。
そんな展示にまぎれておいてあったマシン。
これ、電気自動車でして、1899年の4月に時速105km/hの記録を打ちたてた、との事。
これは当時の自動車の速度記録で、3年後に同じフランスの蒸気自動車に破られるまで、
その記録を保持し続けたのだとか。
ついでに、世界初の自動車による時速100km/h突破だったそうな。
ちなみにこれは1990年代に造られたレプリカ。
その近所にあったよくわからんトロフィーと、
切り抜いて飛行機模型を作るための紙。
こういうの、どの国にもあったんですね。
フランスの飛行船一覧表。
第一次大戦期に戦闘機パイロットがつかった識別用でしょうかね。
意外にたくさんの機体を持ってたようです、フランス。
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