■トンネルを抜けるとみんな寝てた
まともに外は見れないし、間もなくトンネルに入ってしまったしで、しばらく寝てしまう。
朝が早かった、というのもありますが、私が海外の交通機関で寝てしまう、
というのは極めて珍しく、それくらい退屈な乗り物でした、ユーロスター。
が、ふと目が覚めると外の景色が一変してる。
晴れてるし、そもそも建物の雰囲気がちょっと違う。
あ、フランスに入ったのか、と座席の隙間から撮影。
ちなみに周りを見ると、やはり皆さん、寝てました(笑)。
しかし、ホントに狭い車内ですね、これ。
途中で見かけた畑の中の風力発電の風車。
この手の風車って万国共通で白いんですが、何かルールでもあるんでしょうか。
パリに近づいて来たようで、田園風景からなんとなく街中っぽい感じに。
で、意外だったのは、パリ周辺の建物、日本の公団団地とか、
中国あたりのマンションとかのような、大量生産式の安っぽい建物が多かったこと。
だまって見てると、日本の地方都市に来ちゃったのか、という感じで、
ここら辺、どこに行ってもそれなりに雰囲気のある建物だらけのイギリスとは、
だいぶ違うのだなあ、と思いました。
パリ周辺で、ああヨーロッパの街並み!と思わせるようなエリアは
どうも中心部だけで、郊外に出ると、ほとんど日本と変わらない気がします。
パリ北駅に到着。
こちらでは、あっさり先頭車両の撮影に成功。
後部からの撮影なので、ライトが両者とも赤いです。
…右の車両、先頭の連結器収納部分が微妙に開いてしまってるような…
で、ここから入国審査はおろか、改札すらなしでパリ市内に入れてしまいます。
だたし、ヨーロッパの駅ですから、市内中心部からはだいぶ離れた場所となってますが、
地図で見る限り、モンマルトル地区なら、なんとか歩いて行けるかも。
さて、ロンドンからだと約2時間半で着いてしまうので、
新幹線の感覚だと、東京から京都、盛岡あたりといったところですね。
実際、同じような距離なんですが、国が違うので時差が1時間あります。
もっとも、この点はやたら東西に長いくせに
標準時間が一つしかない日本にも問題があるんですが。
とりあえず、ロンドン発が7時22分でそこから2時間半で到着は9時55分、
そこに時差が入るので、現地時間ではすでにほぼ11時、という事になります。
朝の5時半おきでも、まあこんな感じになってしまうのです。
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