■本日も快晴だ



おお、二日連続で快晴でございます。
フフフ、ガスダンクがすがすがしいぜ。

余談ですが、ロンドンは明らかにここ100年で別の気候帯に入ったのではないか、
というくらいその気象が変わってる街です。
約110年前にここらを徘徊してる漱石の日記を見る限り、なにせ晴れない街でした。
晴れないどころか、3m先が見えない、という霧の日が年中ある。

ところが、21世紀に押しかけた私の場合、
前回の旅行と合わせて12日間の滞在で、実に半分は快晴でした。
まだ冬と言っていいこの季節でも、霧はほとんど出なかったです。

ロンドンの濃霧は産業革命による工場の排煙で説明される事が多いですが、
同じくらい急激に工業化が進んだアメリカのシカゴ、ニューヨークで、
そんな話はあまりありませんから、それだけが原因ではないでしょう。

100年以上前の気象の話が出たので、ちょっと脱線。

日本の気象庁にデータが残ってる平均気温、
最初の年となる1876年8月の東京の平均気温が26.1度です。
で、このデータを見て、明治の頃は涼しかったのだ、地球温暖化だ、
という話を以前、何かで見ましたが、意識的なものが、単純なミスかはわかりませんが、
これはデータの読み違いです。
その数値は、あくまで1日の平均気温なのに注意。
最高気温の平均は2011年とほとんど変わらない31度前後となってます。

ただし、明治期は全体的に寒い年が多く、最高気温で30度を割ったことが数回あります。
ただし、1970年代にもそういった年はありますから、
これを地球温暖化と見るか、定期的に起きるブレと見るかは、微妙でしょう。



さて、快晴の中をバス停へ。
今日もおなじみの55番系統で、市内中心部を目指します。




でもって、本日も2階の先頭座席の確保に成功。
フフフ、いい感じだぜ。




確かMuseum streetというそのまんまなネーミングのバス停で下車。
ここはロンドン商業エリアの北端部という辺りになります。

現在午前8時過ぎ。
英国(大英)博物館の開館時間まではまだ2時間あり、
この時間を使って、このエリアの散策をしよう、という感じです。

とりあえず、最初に、博物館の場所だけは確認しておきましょうか。



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