■5年経ってまたロンドン

2011年3月2日、仏滅のステキな春のこの日に5年ぶりのロンドンへ旅立つことに。
まあ、会社を辞める事になって有給消化と言う形でしばらく気楽な休みが取れたのと、
この時期はビックリするくらい航空運賃が安い、というのが最初のキッカケでした。



ホントは長年延期されっぱなしにされてるニューヨーク行きを目論んだんですが、
予告編で書いたように、ロンドンの飛行機写真を撮りに行く、という事にします。
ここ数年、このページにおいて内容が無いよう、といった飛行機の話をポツポツ書いてるんですが、
さすがにそこで使う写真が切れてきたのと、
あらためて当時の写真を見ると失敗だらけで泣きたくなったから、というのが最大の理由。

で、そういや今は…と思って調べてみたら、やっぱりポンドに対しても大幅な円高でした。
1ポンドだいたい130円前後。
5年前の時が実に220円前後。
前回に比べて、なんと大英帝国全土が4割引で大バーゲン状態、となってます。
これは行くしかないでしょう、人として。
結局前回の倍近く(5日→9日)滞在してきたのに、総額で2/3程度の金額で収まってます。
つーか、前回があまりに最悪のタイミングだったような気もしますが…。
さらに加えて、航空運賃もホテル代も夏季休暇の割り増し料金だったしね。

電車の切符を買うたびに心臓が止まりそうになる恐怖の高物価国家イギリスとはいえ、
これなら、ノミのハートの私でも身の安全は保障されてると言えましょう。

で、今回も結局、JALを使う事に。
2011年現在、経営破綻だこの期に及んでストだ、といろいろあるんですが、
使ってみる限りでは、現場の皆さんは一生懸命がんばってるなあ、
というのがあり、結局今回もJALとしました。
ここ数年、格安航空券があまり格安でなくなってしまってるというのもありますし。

ちなみに今回、機体が搭乗ゲートから離れて滑走路に自走してゆく時、
地上スタッフの人たちが手を振って、最後にお辞儀するのを見かける。
当面はJALを使い続けるんだろうな、と思いました。

ちなみに、9日間という旅はこれまでで2番目に長い海外滞在なんですが、
(一番長かった旅は夕撃旅団設立前、当時はカメラすら持って行かなかった)
これが最終的にはギリギリ、実を言えばあと2日は欲しかった、という状況に。
あの国、というかあのエリアは奥が深いのだ、と思い知る事に。



日本海を越えてシベリアの大地に入ったところ。
真っ白ですね。
つーか、全く平地がないな、このあたり。
開発のしようがなかろう、これじゃ。



引き続きシベリアの大地。
こっちの飛行高度を考えると、せいぜい2000〜3000m級の山でしょうが、
あれらのほとんどは未踏峰なような気がしますね。
道路すら見かけなかったし。





ここら辺は全部北極海だろう、と思ってたんですが、帰国後知らべて見たら、
陸地沿いの部分にはそれぞれ名前があるようで。
これは恐らくカラ海と呼ばれてるあたり。
ここら辺まではシベリアなのかしらむ。

氷結してる海と、してない海が結構はっきりと分かれてたのですが、
氷結してないとこはごらんのような不思議な模様が出てました。
流れそのもののは西から東、風の力か地球の自転の力かはわかりませんが、
ごく自然なものですが、それ以前に、この白いのはなんでしょうね。
高度10000mからでは水の色の違い、としか見えませんでしたが、
水温によって反射する太陽光の周波数が異なったりするのかな。



その先で、みかけた氷結してる海。
いくつかに分裂してますが、高度10000mから見てこの大きさですから、
相当巨大な破片ですよ。


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