■アンダーグラウンドな鉄道
…と思ったら、あれ、どこだここ?
ああ、これ、地下鉄じゃなくて、空港までの高速鉄道の方だ。
速いらしいが、高いし、着くのは街外れのパディントン駅だし、で用は無い。
早急に撤退。
あわててUnderground、地下鉄の表示の方に向かう。
あった、あった、この貧乏臭い改札には見覚えがあるぞ。
で、今回はこの地下鉄に乗る前にやる事があるのだ。
これ。
改札の反対側にある案内カウンターへ。
ここで、タッチセンサー式カードを買うのだ。
昨年の香港におけるオクトパスカードと同じように、
ここでもロンドン市内用のを購入するわけです。
こちらのはオイスター(Oyster)カード、といいます。
…なんでオイスター(牡蠣)?
まさか香港のオクトパスに対抗したわけではないよなあ。
自由自在、という意味があるうようですが、よくわからん。
でもって、私が買う理由は、当然、大幅な割引があるからです。
前回も報告したように、鼻血を出してトリプルスピンを決めたくなるような
運賃のロンドン地下鉄ですが、どうもそれは現金払いだったかららしいと知る。
このオイスターカードは、ロンドンの地下鉄、市内の国鉄(この国鉄については後述)、
さらにバスからテムズ川のボートまで、あらゆる乗り物が割引で、しかもキップ購入不要で
乗れてしまう上、条件にもよりますが、その運賃が半額近くまで安くなるときたもんだ。
これはもう買わなければ人ではあるまい、ってな感じでありましょう。
(ただしイギリスの鉄道はピーク(混雑時)とオフピーク(非混雑時)の各時間帯で運賃が変わる)
日本の首都圏にもソレっぽいのが出回ってますが、
JRとその他に分かれてたり、一円たりとも割り引かれなかったりで、
皆さん、何が楽しくて、あんなカード、使ってるんでしょうね。
私がJRなら、払われた前払い金を長期金利で資産運用して、その利子利益までいただけて、
ウチの客達はホントに頭が悪くて助かる、と思うとこですが。
まあ、皆さん、JRが好きで好きでたまらない、とかいろいろあるんでしょうか。
というわけで、これがオイスターカード。
イギリス、実はフランスあたりに比べると、公共品のデザインセンスが全体的にいいのですが、
これはちょっとなあ、日本の都営地下鉄みたいだ、と思いました。
オイスターには定期併用型と、私が今回買ったプリペイド型があります。
プリペイド型は最初にカードの貸し出し料金5ポンド(約650円)が必要で、
その上で希望の金額を払ってそれをカードに入れてもらいます。
なので、買う時はプリペイドカの方、●●ポンド入れて、と指定する必要が。
ちなみに、後で知ったのですが、プリペイド型は自販機でも買えるようです。
が、空港の案内カウンターで買うと、ご覧の路線マップとロンドンの簡単な
観光ガイド(実は結構役に立った)がもらえるので、そっちの方がお徳かも。
プリペイド オイスター プリーズ、50ポンド、とかで通じます。
さらにちなみに、これは貸し借り自由だそうな。
今回、40ポンド(約5200円)入れてたんですが、最終的にはあと20ポンド追加する事になりました。
追加入金はTOP
UPというらしいのですが、リチャージで通じます。
各地下鉄にあるアシスタント窓口(昼間しか開いてないので時間に注意)に行き、
カードと入れたいお金を渡して、リチャージプリーズ、で大丈夫でした。
ついでに登録手続きをすれば、残金が少なくなると、自動的にクレジットカードから
引き落とされるというシステムがあるよ、と教えてもらったんですが、
さすがにそこまではいいや、と今回は使ってません。
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