■世の中は知らない飛行機であふれてる



妙にやる気が感じられない、
パーシヴァル(Percival)のジェットプロヴォスト(Jet Provost)T1。

南方の島々の皆さんが、記憶だけをたよりに、
一度だけ見たジェット機を木材で形作って神様にしてみました、
みたいな機体ですが、ちゃんと飛びます、これは(笑)。

イギリスのジェット練習機、ジェットプロヴォストの先行試作機なんですが、
なんぼ先行試作機でも、もう少し丁寧に造っては…
と思ってしまうのは余計な世話でしょうか(笑)。

当初は自社開発として製作された機体だそうで、1954年6月に初飛行、
その後、イギリス空軍の審査に合格して採用が決定されたようです。

でもって、その生産型がこれ。



全然別の機体になってるやんけ(笑)。

ただし、これは最終生産型のT5なので、だいぶ進化してますが。
ちなみに、このロンドン博物館の機体は2011年現在、62年も皇太子をやってる
プリンス オブ ウェールズことチャールズさんがパイロットの資格を取るとき、
訓練に使った機体だとか。

果たして、王様が訓練した機体になれる日は来るのだろうか…。



でもって、これがパーシヴァルのプロヴォスト T1。
よーく読むと、上の機体の名前からジェットが外れてるのに気が付きます(笑)。

その名の通り(?)ジェットではない初等練習機。
1953年から上のジェットプロヴォストが導入されるまで空軍で使われたいたとか。
ちなみにProvostってのは大学寮、施設の責任者の事らしいです。

イギリス機の命名って…



デ・ハビラントのデヴォン(Devon)輸送機。
なんだか微妙にバカにされてるような気がする面構えの機体。
このプロペラの塗装は、近所のパーティーに招待されて浮かれちゃったのか、
何か深い根拠があるものなのか…。

民間機のドーヴ(Dove)から発展した機体で、1947年から配備が始まってます。
ちなみに、このドーヴという機体は540機近く造られたベストセラーらしいのですが、
全くもって知りません、はい(笑)。



ハンティング パーシヴァルのペンブロークC1。
1953年から導入された多目的機で、例のアヴロ アンソンの後継機らしいです。
一部は写真偵察機にされたそうな。

妙に鼻面が長いのはアンソンを意識したんでしょうかね…。
あれ、この機体も紅白プロペラだな。


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