■そろそろ終わりにしようじゃないか
解説無しで置かれていたエジプトの石碑。
下半分とか、コマ漫画のようにも見えますね、これ。
適当に置かれていた日本代表。
(真の日本代表は、今回のオマケ編で登場)
17〜18世紀ころの作品で、日本のどっかのお寺にあったもの、との解説が。
このキンキラキンぶりは、解説通り江戸期のものだと思うので、
恐らく明治になって行われたアンポンタン政策、
廃仏毀釈令で壊されそうになったのを買い取ったんでしょう。
廃仏毀釈は近代日本でまれに見るスカポンタン政策ですが、
言われたとおりに、各地で仏像やらの破壊があったのは、
江戸期の寺院の悪どさ、というのもあったはず。
寺社の領地とされていた所では、一般に年貢が重く、
過酷なとこが多かったといわれますので、その反動もあったでしょう。
ちなみに、良く見ると、上の段には閻魔様も見えてますね。
その左は、中国渡来じゃないですかね、これは。
おそらくナスカ文明の土器。
この独特の文様は結構好きなんですよ。
インド関連の展示。
真ん中にある赤いスタンプのようなものは、その左にある印章(Seal)を押したもの。
これ、東インド会社のもので、重要な品物などは密封した上で封をし、
ロウをたらして、この印章を押しておきます。
もし、途中で開封されたら、これがはがれて、すぐにわかるわけです。
また、その書類や荷物が東インド会社から来たものである、という証明にもなってます。
一番下にあるのは、インド南部の刀剣。
刃の上に描かれてるのは、トラの絵です。
うーん、オシャレだ。
はい、というわけで、これにて
全長60mの啓蒙コーナー、見学終了です。
恐らく、展示物の全体の1/10も紹介できてないと思われますが、これが限界(笑)。
でもって、ようやく、次回から本番、といえる見学に入るわけです、はい。
というわけで、今回の本編はここまで。
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