■展示してしまえば勝ちなのさ
ちなみに、ケースの下にも展示があるので、油断禁物。
ただし、本気で全部見ようとか思ったら1日じゃ見学しきれないので要注意。
18世紀〜19世紀始めごろの博物館の雰囲気ってのはこんな感じだったんですかね。
ちなみに、早くも奥に壁が見えてますが、あれ、この第一室のもので、
この先にまだ2つ、同じような部屋がありにけり。
その入り口にあった解説板。
ここの展示物は、ジョージIII世の個人的なコレクションだったのを、
国に寄贈してくれたものなのだよ、との事。
さっきの中央ホールのもそうですから、初期の展示物は、
彼の寄贈品がメインだったみたいですね。
ただし寄贈したのはその息子のジョージIV(4)世だとか。
ビザンチン、ギリシャ正教系の教会装飾だったはず。
どっかの教会から引っ剥がして来たんでしょうかね…
紀元後、たしか4世紀〜5世紀くらいのイギリスの土器。
日本の弥生式と似てます。
フルチンで裏山のイノシシ追ってた山田さん(仮名)がある日突然、
こんな土器を焼き始める、なんてことは絶対にありえませんから、
この手の文明もどこかで始まったのが世界に広まったんでしょうね。
ちなみに1万5千年以上古い、といわれる土器は
東アジアとシベリアにしかないはずなので、
ここら辺のルーツは中国の古代文明かもしれません。
中国の土器の登場と日本の土器の登場はざっと1000年以上の時間差がありますから、
(最近、中国で新たな遺跡がいくつか見つかってるので、もっと差が開いたかも)
ここら辺が当時の文化の伝播速度なんでしょうか。
今ならネットで数分から数時間で「土器すげー」とか広がっちゃうんでしょうが。
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