■とにかくいろいろ出てくるの



そこから突然、南米に飛びます。
まあ、幅広い収蔵品を入れ替え展示したい、との事なんでしょうが、
見てるほうは結構、混乱します。

この後に出てくる部屋はもっとメチャクチャで、
この博物館は何を考えてるのだ、と思ったんですが、
実はそんな展示になってるのは、入れ替え展示と、
かつての博物館の展示を再現してる東側の施設だけなのでした。
他のエリアの展示は、時代、地域ごとにキチンと分類されてます。

左側に見えてるのは、地上絵で有名なナスカ文明の土器。
ここの土器は独特の文様を持ち、個人的には結構好きです。



これはコロンビアのサン・アグスチン遺跡の墓守像だとの事。
紀元前まで遡れる、南米でも古い文明の一つだと思いましたが、
ここら辺はよくわかりませぬ…。



これはコスタリカの石造。
人の頭を抱えてますが、当然、そういった彫像で、
まあ、戦勝記念像、みたいなものでしょうね。

ただ、コスタリカの遺跡と言うのは私は全く知らず、
これがどんな文明のものかはよくわかりません。



コロンビアにあったキンバヤ(Quimbaya)文明の人形型石灰入れ。
恐らく銅製じゃないかと思われます。
ちなみに、キンバヤ文明というのもよく知りません。
いろいろあるな、南米大陸…。

で、貝殻から造った石灰をこの中に入れて持ち歩いてたとの事。
なんでそんな事を、というと、コカの葉でラリっちゃう時、石灰を加えると、
一段とハイになれるんだそうな。
ちなみに、真ん中の写真はそれを実演してるところです。
…そんな知識の進んだ文明って…

南米では酒の代わりにコカの葉を使ったともされてます。
まあ、戦前までは、アメリカ合衆国でも合法でしたからね。

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