■紛争ファイナル



順番メチャクチャですが、これは朝鮮戦争の展示。

やたら暗い顔のマネキンが、北朝鮮側の軍服を着ております。



朝鮮戦争で、イギリス軍が激闘を繰り広げた
イムジン川の戦い(Battle of imjin)のジオラマ。
1951年4月23日、怒涛のように押し寄せた中国軍が、イムジン川(臨津江)まで殺到、
当時イギリスの第29歩兵旅団が中心となって守備していた
235高地(Hill 235)と呼ばれる陣地に殺到します。

中国軍としては、行きがけの駄賃、程度の感覚でここを襲撃したようなのですが、
この手の圧倒的に不利な戦場では異常に闘争心を高める
イギリス人を中心にした部隊が相手だったのが運のつきでした。
(人数でベルギー人部隊の方が多いが、指揮権はイギリスが持っていた)

わずか1200名前後が立て篭もる陣地を数万人近い兵数で攻め続けるものの、
2日に渡ってここで足止めされてしまうことに。
(ちなみに戦線全体で投入された中国兵は20万を超えると見られてます(笑))

結局、戦闘が始まってから2日たった25日、部隊に撤退命令が出されるのですが、
無事に後方戦線まで逃げ延びたのはわずか40人前後だったとされます。
ただ、捕虜になった人数が1000人を超えていたそうで、
実際の戦死者は150名前後と見られているみたいですね。
ちなみに、死亡者の中から一名、ビクトリア クロス受賞者が出てるとか。

で、ここで中国軍が手こずってる間に国連軍は態勢を整えてしまい、
その南下を阻止することに成功するわけです。



ようやく最後に入り口にある1945年からの紛争、というパネルに到着(笑)。

本来はこの先にある、第一次大戦と、第二次大戦の展示を見てから来る、
というのが順路なのでした。

とりあえず、順番が逆になってますが、それらの展示に向かう事にしましょう…
とういうあたりで、今回はここまで。

次回、いよいよラストスパートです。


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