■生活も戦争だ



えーと、リビングになるのかな。
全体的に中の上、という感じの家でした。
それでも日本と同じく、かなり狭いですけどね。

日本の場合、部屋の中心の天井にデーンと、メインの照明器具があるんですが、
シャンデリアなどの特殊例を除けば(笑)
アメリカ人やイギリス人にそういった発想はないので、
なんとなく、部屋全体が暗いですね。

ちなみにテレビはまだない時代ですから、リビングにはラジオが置いてありました。



玄関、
これは上から降りてきたところ。
靴を脱ぐ必要がないので結構せまいです。
ちなみに、外観はレンガつくりでも中はご覧のように木造建築。
あくまで、外側だけレンガ、ってのは恐らく火災対策でしょうね。



さて、その玄関から外に出ると、戦後、仮設住宅として普及したプレハブ住宅が。

日本でもそれなりに普及したプレハブ住宅ですが、
イギリスでも戦後の混乱期に結構使われたようです。

確か前に行ったダックスフォードにも屋外展示であったな、これ。



戦勝記念日、V Dayの記録フィルムの上映。
カラーでした。

ちなみに、敗戦国であるドイツと日本には終戦記念日は一回しかありませんが、
イギリスとアメリカの戦勝記念日にはドイツ用と日本用の二種類があるわけです。
(ソ連の場合、対日本戦勝記念日は本来存在できないはずだが、あるらしい…)

ちなみにドイツ相手の戦勝記念日がVE day (Victory in Europe)で5月8日、
日本相手の戦勝記念日がVJ day (Vitory over japan)で8月15日です。

フィルムを見る限りでは、ドイツに勝ったときは、皆さん大喜びでしたが、
日本に勝ったときはえらく静かで、まだ戦争なんてやってたの?ってな感じでした…。



さて、ではこの博物館最大の難所、迷宮のようになってる
地下部分の見学のスタートとなります。

まずは左下、家の絵があるとこが例の丸ごと一軒家の展示で、
そこから右側に移動して行きます。
本来は上で左右に分かれてる第一次、第二次大戦を先に見るべき
なのですが、順路を間違えて、ひたすら右に向かうのです…


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