■君もイギリスでビクトリア クロスだ!



唐突に置いてあったウサギの剥製。

なんだこれ、と思ったら、ヴィクトリア クロスを受賞した
イギリスの工作員のコードネームが白ウサギで、
BBC放送で白ウサギが巣に帰った、という言葉が入ると、
彼の活動が終了した事を意味したんだとか。
なるほど。

…で、この剥製は何(笑)?



最後にヴィクトリア クロスの現物を。

ずらりと並んだ勲章の中、左端の地味な茶色のものが、
イギリス最高の名誉、ビクトリア クロスです。

銅製なので、こんな色になってしまうのですが、
どうも、かつて戦争で分捕った大砲をつぶしてこの勲章を作る、
という妙なルールがあるそうで、こんな地味なものになってるんだとか。

で、この人はヴィクトリア クロスをもらったので、名前の最後にVCが付いてますね。



さて、その展示を出ると、こんな光景が眼前に展開しております。

下に見えてるのは、展示のP51Dですが、
正面の窓の向こうに見えてるのは、この博物館の上にあった塔。
なので、ここ、屋根の上に飛び出たドームの中なのです。

いやはや愉快、愉快。



さて、上の階の展示は見終わったので、グランドフロアに戻って、
別のテーマ展示、子供と戦争、を見て行きましょう。

これは第二次大戦時の子供達の生活を追った展示なのですが、
最大の特徴は、当時の家をほぼ一軒丸ごと再現展示してしまってること。

で、このグランドフロアからは家の上の階に入れ、
そこから下の階に降りて、家の外にある地下の展示を見る、という形になります。



その家の展示。
イギリスの一般家庭の家なんて、見る機会がありませんから、
なるほど、こういう感じだったのね、と結構興味深いものが。
まずは寝室から侵入。

これでもう少し明るい展示だったら、なお良かったのに…。


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